この半導体ニュースのまとめ
・日新が熊本県大津町に延床面積1万1189.38m2の物流センターを開設
・半導体・モビリティ関連産業を対象に、国内集配から輸出入まで一体で対応
・機密作業エリアとリチウムイオンバッテリー保管エリアを設け、専門性を強化
日新は9月14日、熊本県菊池郡大津町に建設していた「熊本ロジスティクスセンター」が竣工し、同月から営業を開始したと発表した。
同センターは、半導体・モビリティ関連産業の集積が進む九州における物流拠点として、国内集配や倉庫保管、流通加工、輸出入業務などに対応。熊本県内および九州全域での取扱貨物の拡大と、新規顧客の獲得を目指す。
半導体・モビリティ産業が集積する大津町に開設
熊本ロジスティクスセンターは一般物流倉庫として建設され、建物は鉄骨・鉄筋コンクリート造の2階建て。敷地面積は1万2974.16m2で建築面積は5845.33m2、延床面積は1万1189.38m2としている。
大津町は半導体関連企業の集積が進む菊陽町に隣接し、半導体やモビリティ関連の生産拠点へのアクセスに優れる。阿蘇くまもと空港や九州自動車道にも近く、国内の陸上輸送だけでなく、航空輸送を利用した国内外への迅速な物流にも対応しやすい立地だという。
熊本では半導体工場の新設や関連企業の進出が相次いでおり、製造装置、精密機器、電子部品、材料などの輸送・保管需要が増加している。日新は同センターを活用し、貨物の入庫、保管、流通加工、工場への供給、輸出入までを一体で支援することを目指すとする。
機密作業エリアやリチウムイオンバッテリーの保管エリアを整備
同センターは、セキュリティを強化した機密作業エリアが設けられているほか、リチウムイオンバッテリーを取り扱う専用の保管エリアが設けられるなど、安全性と専門性を高め、効率化を追求した倉庫だと同社では説明している。
また、環境面への配慮として、倉庫の屋上に太陽光発電設備を設置したほか、駐車スペースにEV用充電設備を整備した。
九州における半導体物流網を強化
熊本では半導体産業の集積に伴い、半導体製造装置、部品、材料を扱う物流拠点の整備も進められており、同社も同センターを、九州の半導体・モビリティ産業に対応する重要拠点と位置付ける。
半導体工場と関連企業の集積が進めば、原材料や製造装置を工場へ届ける物流に加え、保守部品の緊急輸送、完成品の出荷、輸出入に伴う通関・保管などの需要も増えることとなる。同社では、そうした物流ニーズの高まりに伴い、同センターを熊本県および九州全域での取扱物量拡大と、新規顧客獲得を目的として国内集配・輸出入業務などに対応した物流施設として、今後、高まっていくであろう物流ニーズへの対応を図っていくとしている。
