Microsoftは「Microsoft 365」の新機能や提供スケジュールを公開してきた「Microsoft 365 Roadmap」を「AI at Work Roadmap」にリブランドした。8月25日から名称変更を開始し、9月からはDynamics 365、Power Platform、Dataverseのロードマップ情報も掲載する。

この変更について、Windows Latestは8月27日(現地時間)、「Microsoft's latest AI rebrand beats its own history of terrible rebrands, renaming Microsoft 365 Roadmap to "AI at Work"」において、MicrosoftがAIを軸にロードマップを再編する動きとして報じている。

今後はMicrosoft 365に限定せず、CopilotなどのAIサービスを含めた製品情報を提供する場として運営する方針だ。

  • リブランド後の「AI at Work Roadmap」Webサイト

    リブランド後の「AI at Work Roadmap」Webサイト

Dynamics 365やPower Platformにも対象を拡大

このことはMicrosoft 365 管理ポータルの「MC1461528(要ログイン)」を通じて発表された(参考:「MC1461528 - Microsoft 365 Roadmap is becoming the AI at Work Roadmap | Microsoft 365 Message Center Archive」)。

Microsoftはリブランドの理由について、「これにより、アクセス権限やワークフローを変更することなく、AIを活用したイノベーションの追跡を一元化できる」と説明している。

リブランドは8月25日から開始された。9月からはDynamics 365、Power Platform、Dataverseのロードマップ情報も掲載予定とされる。Microsoftの顧客は9月以降、本サイトで各製品のロードマップを一元的に確認可能になる見込みだ。

ユーザーへの影響

原則として顧客への影響はなく、ロードマップを追跡しているユーザーは従来の手順で追跡を継続できる。

ただし、ロードマップデータをAIワークフローやツールに組み込んでいる組織は、「Get started with the Microsoft Release Communications MCP Server - Microsoft 365 admin | Microsoft Learn」を参照して対応を検討することが推奨されている。

AI重視のリブランドには批判も

Windows Latestは提供情報が拡大することで、Office製品の情報だけを入手したいユーザーへの影響が懸念されると評価。この懸念についてはフィルターを活用することで回避可能とも説明し、リブランドに対しては否定も肯定もしていない。

一方、Windows CentralおよびNeowinは否定的な見解を示した(参考:「I can't believe Microsoft is this desperate to push AI — its latest rebrand reeks of corpo speak | Windows Central」、「Microsoft's latest rebrand proves that it just wants to shoehorn AI everywhere - Neowin」)。

いずれもAIを顧客に押し付ける姿勢を否定するもので、AIは製品そのものではなく、サービスの一部だと主張した。いずれも、AIを顧客に押し付けるような姿勢だとして今回のリブランドを批判している。