Microsoftが、Windowsでマウスカーソルを見失った際に位置を確認する「マウスインジケーター」の刷新を進めていることがわかった。Windows XP時代から20年以上にわたって大きく変わっていなかった機能で、新版では表示の高解像度化や滑らかなアニメーションを実現している。

Windows Latestは8月23日(現地時間)、「Windows 11 is modernizing a mouse indicator that hasn't changed since the Windows XP」において報じた。この機能の改善はXユーザーの@phantomofearth氏によって発見されたもの。

  • Microsoftが20年ぶりにWindowsのマウスカーソルを探す機能を刷新するようだ

    Microsoftが20年ぶりにWindowsのマウスカーソルを探す機能を刷新するようだ

「Ctrlキーでカーソルを探す」機能、20年ぶりに現代化

マウスインジケーターは、カーソルを見失った際に位置を確認するための機能だ。Windowsでは、Ctrlキーを押してマウスカーソルの位置を円形のアニメーションで示す機能がWindows XP時代から提供されている。その後、長期間にわたって表示や動作が大きく変わることはなかった。

当時の実装が維持されたためか、現行のWindows 11でもカクついたアニメーション、ジャギーの目立つ低解像度の円形表示が残されている。カーソルを見つけるという目的は果たせるものの、2K、4K表示が普及した近年においては利用をためらう完成度と言わざるを得ない。

Windows 11では設定アプリの「アクセシビリティ」→「マウスポインターとタッチ」→「マウスのインジケーター」で機能を有効にできる。有効後はCtrlキーを入力するだけで、円形のアニメーションによるカーソル位置が示される。

Windows Latestによると今回の刷新では、従来の実装を新しいコードに置き換えたとのこと。その成果により、外観だけでなくアニメーションの動作も改善されたという。

加えて新しいインジケーターを表示し続ける設定の追加も確認された。この設定を有効にすると、ショートカットキー「Win+Ctrl+Shift+M」を入力することで表示を維持できるようになる。再度同じショートカットキーを入力するか、Escキーを押す、またはクリックすると表示を消せる。

なお、Microsoftが提供するユーティリティーアプリ「PowerToys」では、カーソルの位置をスポットライトで強調する「Find My Mouse」が提供されている。Ctrlキーを2回押すだけで起動できるほか、スポットライトの大きさや透明度、アニメーションなども調整できる。

Windows 11のプレビュービルドに“隠し機能”として搭載

新しいマウスインジケーターはWindows Insider ProgramのExperimentalチャネルからリリースされたWindows 11ビルド26340.9233に導入された。公式のリリースアナウンスに記載がないことから、隠し機能として導入した可能性がある。

なお、機能を発見した@phantomofearth氏は、機能フラグ「FindMyMouse_Prototype: 61457898」を有効にすることで利用できると報告。また、事前に「Mouse crosshairs and pointer improvements: 27829265」を有効にしておく必要があると述べ、「ViVeTool」による強制的な有効化が可能としている。ただし、現時点ではMicrosoftが正式に案内している機能ではなく、今後のビルドで仕様が変更されたり、機能自体が削除されたりする可能性もある。