Microsoftは9月8日、Windows 11のExperimentalチャネルおよびBetaチャネル向けプレビュービルドを公開した。Experimentalチャネルでは、音声設定の刷新やスマートフォン連携の新機能をテストしている。サウンド関連では、設定アプリの「システム」→「サウンド」に表示される音量スライダーを刷新し、音声の再生中にオーディオレベルを表示する機能を追加した。

各ビルドの公式リリースアナウンスは次のとおり。

音量スライダー刷新、コントロールパネルの機能も「設定」へ

サウンド関連では、設定アプリの「システム」→「サウンド」に表示される音量スライダーのデザインが変更された。音楽や動画などの音声を再生している場合、スライダーの横にオーディオレベルメーターが表示され、音声レベルをリアルタイムで確認できるようになった。

  • 新しい音量スライダー 出典:Microsoft

    新しい音量スライダー 出典:Microsoft

コントロールパネルのサウンド設定の一部も設定アプリに移行された。対応する音声機器では、設定アプリの「システム」→「サウンド」→デバイスをクリック(プロパティ画面へ移動)→「詳細設定」セクションでハードウェアアクセラレーションや排他モードの設定が可能になった。さらに通話などの通信活動を検出した際、ほかの音声の音量を下げるアダプティブ通信音量レベルの設定にも対応した。

通信時の既定デバイスを指定する項目がプロパティ画面に常時表示される仕様へ変更された。ただし、すでに既定デバイスとして指定されている場合、このオプションの利用はできない。

このほか、音声機器の説明文をよりわかりやすい文章に変更。モノラル音声が有効な場合に一部のプロパティが機能しないことを明示する新たなバナーを追加した。

設定アプリの「システム」→「サウンド」→「詳細設定」セクションの「すべてのサウンドデバイス」の画面も変更された。同画面から既定デバイスを変更できるほか、入力機器と出力機器の表示フィルターに対応した。無効化、接続解除、未接続の機器について、表示・非表示を選択する切り替え項目も追加された。

スマートフォンで開いたWebページをPCで再開しやすく

スマートフォン連携(Phone Link)に関する機能も強化された。このクロスデバイス再開機能の改善は、その後9月11日に公開されたBetaチャネル向けBuild 26220.9472にも展開されている。

スマートフォンで閲覧中のWebサイトをPCで再開する際、スマートフォンと同じWebブラウザがPC上に存在しない場合にタスクバーの「再開カード」が2つの選択肢を表示するように変更された。

1つはスマートフォンと同じWebブラウザを新規インストールし、他方はPCの既定Webブラウザを使用する。ユーザーは後者を選択することでアプリをインストールすることなく、作業を速やかに再開できるようになる。

Windows 11 Insider Experimental Preview Build 26340.9354は9月8日にリリースされた。今回紹介した新機能や改善の多くは段階的に展開されているため、同ビルドへアップデートしてもすぐに利用できるとは限らない。また、Insider向けにテストされる機能は、フィードバックなどを踏まえて変更や削除され、一般提供されない可能性もある。

Microsoftはその後、9月11日にExperimentalチャネル向けのBuild 26340.9482を公開している。後続ビルドではセキュリティやコンテキストメニュー、ファイル検索などの改善が追加された。