Neowinは8月2日(米国時間)、「Ex-Microsoft engineer makes free sleek Mac version of a vital Windows 11/10 official tool - Neowin」において、Windowsのタスクマネージャーを設計した元Microsoftエンジニア、Dave W Plummer氏がmacOS向けに「Task Manager OG」を公開したと伝えた。

Windowsの公式タスクマネージャーの設計思想を受け継いだ無償アプリで、有償版「Pro」の提供も検討しているという。

  • Task Manager OGを発表するDave W Plummer氏の投稿

    Task Manager OGを発表するDave W Plummer氏の投稿

Windowsタスクマネージャーの開発経緯

Windowsのタスクマネージャーは、CPUやメモリ、GPUなどの使用状況を確認できるほか、実行中のプロセスやスタートアップアプリを管理する標準ツールとして広く利用されている。

Plummer氏によれば、タスクマネージャーは当初、自身が必要と考えたプロセス管理ソフトとして自宅で開発を始めたという。設計にはUnix系のコマンドラインツール「ps」や「top」の考え方を取り入れ、Windowsの公開インタフェースを利用する形で開発をスタート。Microsoft社内で採用後はWindows NTの内部APIへ移行し、処理速度と応答性を高めたとされる。

同氏は、多機能化よりも信頼性や軽快な動作、応答性能を重視したと説明している。初期版は約85KBと小型で、システム負荷が高い状況でも動作を継続できるよう設計された。その後、GPU対応やダークモードなど多くの機能が追加されたものの、現在のWindowsタスクマネージャーにも当時のオリジナルコードの多くが残っているという。

Task Manager OGをリリース

今回公開したTask Manager OGは、その設計思想をmacOSへ移したものであり、軽量性や応答性を重視する考え方を継承したアプリとなる。WebUIに依存しないネイティブアプリとして開発されており、Web技術に依存しない軽快な動作を特徴としている。

CPUやメモリ、ストレージ、ネットワークなどシステムの利用状況をリアルタイムで確認できるほか、プロセス管理機能も備える。現在は無償のBeta版が公式サイト「TMOG — Native Task Manager for macOS and Windows」から入手可能だ。

  • Task Manager OGの起動画面 引用:TMOG公式サイト

    Task Manager OGの起動画面 引用:TMOG公式サイト

同氏は将来的に有償のPro版をリリースする可能性を伝えているが、その場合でも無償版の提供は続ける考えを明らかにした。また、Windows版も開発を進めており、ElectronなどのWebUIではなくネイティブアプリとして提供する予定としている。