Amazonは自社開発AIモデルの一部を段階的に廃止し、チーム再編を進めているようだ。テキスト・画像・動画分野に幅広く投資する従来の方針を転換し、「Nova」を軸とした新戦略にエンジニアと計算資源を集中させる狙いがあるという。

フロンティアモデル競争から一歩後退の可能性

NovaはAmazonが2024年12月に発表した基盤モデル群。Amazonの広報担当者は、メディアの問合せに対して、AIポートフォリオは顧客ニーズに応じて進化するものだと説明した。

広報担当者は「AIモデルは引き続き最重要課題の1つであることに変わりはない」と述べ、企業が自社モデルをNovaを基盤に構築できる「Nova Forge」を含め、Novaへの投資と支援は継続すると強調した。

Amazonは7月に入り、フロンティアAIモデル開発を支えるため約1年半前に設立した「AGI Lab」を静かに閉鎖している。同ラボは、スタートアップのAdept出身の数十人の社員を中心に2024年12月に発足した組織だ。

Adept共同創業者兼CEOだったDavid Luan氏が率いていたが、同氏は2月に退社。この数カ月でAdept出身社員の半数以上がAmazonを去ったという。

ReutersはAmazonのAGI部門で人員削減が行われたと報じており、AGI戦略を率いた幹部やラボ責任者も退社済み。Amazonがフロンティアモデル競争から一歩後退した可能性を示唆している。Business Insiderが7月28日付で、複数の関係者の話として報じた。