Windows Latestは7月7日(現地時間)、「Windows 11 rejuvenation list just got longer, with more legacy dialogs headed to WinUI 3」において、MicrosoftがWindows 11に残された古いユーザーインタフェース(以下、UI)の修正を約束したと伝えた。

問題のUIは「BitLockerを使用中のWindows 11環境において、Microsoftアカウントからローカルアカウントに切り替える途中で表示される警告ダイアログ」とされる。このダイアログは、Microsoftアカウントに保存されたBitLocker回復キーを参照できなくなる可能性を指摘し、切り替え前の回復キーのバックアップを求める。

この要求に問題はないが、その後に続く「検索チャーム」を使用した手順の説明に問題がある。この検索チャームはWindows 8を最後に廃止されており、Windows 11には搭載されていない。つまり、実行不可能な手順を説明している。

一部ユーザーがこの問題に気がつきXに投稿したところ、Windowsおよびデバイスデザイン兼リサーチ責任者のMarcus Ash氏が修正を約束したという。

検索チャームの代わりはWindows Search

検索チャームの廃止後、代替機能としてタスクバー検索(Windows Search)が導入されている。そこで、検索チャームの代わりにWindows Searchを使用して、手順を実行できるか確認してみることにする。

ダイアログの説明では「デバイスの暗号化」を検索し、「BitLockerの管理」をクリックせよとある。実際にスタートメニューのWindows Searchから「テバイスの暗号化」を検索したところ、「BitLockerの管理」が表示された。

続けて「BitLockerの管理」をクリックすると、コントロールパネルの「BitLockerドライブ暗号化」を起動することが確認された。つまり、検索チャームの誤りは、この単語をタスクバー検索またはWindows Searchに置換するだけで解決する。

  • Windows Searchで「デバイスの暗号化」を検索する例

    Windows Searchで「デバイスの暗号化」を検索する例

Microsoft、古いUIの刷新を約束

Microsoftが古い警告メッセージを使い続けた理由は定かでないが、Ash氏は「若返りリストに載っている」と述べ、近い将来の解決を約束した。1つだけではなく「リスト」と述べていることから、同様の問題が複数存在するとみられる。

なお、Windows Latestはこのリストに「ダークモードに対応していない古いダイアログの修正」なども含まれると述べている。リストはメッセージの修正だけではなく、古い遺産の幅広い「刷新」の意味もあるとの説明だ。現行のWindows 11は、それだけ多くの遺産で成り立っており、今後もリストの拡大は続くものと予想される。

  • Windows 11の若返り(近代化)を約束するAsh氏の投稿

    Windows 11の若返り(近代化)を約束するAsh氏の投稿

今回の事例は、Windows 11にWindows 8時代のUIや説明が依然として残っていることを示す一例となった。Microsoftは修正を約束しており、今後のアップデートでこうした古いUIの刷新が順次進められることになりそうだ。