GIMIXは6月18日、ENEOS麻里布製油所において、遠隔入槽監視システム「Safe TANK DX」の正式導入が決定したと発表した。ENEOS水島製油所での運用実績を踏まえた導入拡大で、監視業務の効率化や安全性向上、省人化を支援するという。

  • 映像と入退ログを連携し、入槽作業を遠隔監視する「Safe TANK DX」のイメージ

    映像と入退ログを連携し、入槽作業を遠隔監視する「Safe TANK DX」のイメージ

石油・化学プラントの入槽作業では、現地での常時監視やアナログな入退管理が残るケースも多く、安全性の確保と業務効率化の両立が課題とされる。ENEOS水島製油所では、同システムを活用した遠隔入槽監視の仕組みを導入し、監視業務の合理化と監視品質の向上を進めてきたとのことだ。

「Safe TANK DX」は、ICカードによる入退場認証と、遠隔地からのリアルタイム映像監視を組み合わせたクラウド型入槽管理ソリューション。水島製油所では、2025年6月からの運用により、監視業務の工数・コスト削減に加え、夏季の熱中症リスク低減や人手不足への対応といった成果を上げたとしている。

今回の麻里布製油所への導入では、遠隔監視による複数現場の集中監視や現地確認負荷の軽減、リアルタイム映像確認やアラート通知による迅速な初動対応、ICカードとログ管理による入槽者情報や稼働人員の把握などが期待されるという。

  • 遠隔入槽監視システムによる集中監視の様子

    遠隔入槽監視システムによる集中監視の様子

また、GIMIXは水島製油所での1年間の利用実績を踏まえ、デュアルSIMによる通信の冗長化や、クラウド型映像管理プラットフォームの自社開発により、映像監視の信頼性を強化したとする。映像監視の信頼性を強化したとしている。今後は2027年春までに、タンク内での暑さ指数(WBGT)および酸素濃度の測定機能の実装を予定している。

  • カメラビューワーで確認できるタンク内監視映像のイメージ

    カメラビューワーで確認できるタンク内監視映像のイメージ