ENEOS Xploraは4月30日、マレーシア国営石油会社ペトロナスの子会社であるMalaysia LNG Tiga(ティガ社)の発行済み株式の10%を取得し、同社が運営するLNG事業に再参画することをペトロナスと合意したと発表した。

  • 調印式の様子

    調印式の様子

ティガ社は、マレーシア・サラワク州沖のSK10鉱区などから産出される天然ガスを液化することを目的に、ENEOS Xploraとペトロナス等の合弁により1995年に設立された。ENEOS Xploraはプロジェクト発足当時から日本向けのLNGマーケティングサポートを担ってきたが、2023年に権益期間が満了していたという。

ENEOSグループは2026年4月1日付で、ENEOSが所管していた天然ガスの液化事業および国内販売事業をENEOS Xploraへ移管し、ガス田開発から国内天然ガス販売に至る天然ガス・LNGのサプライチェーンを一元化している。ENEOS Xploraはマレーシアにおいて、今回のティガ社再参画に加え、ガス田開発・生産を担うSK10鉱区プロジェクト、天然ガス液化事業を行うPETRONAS LNG 9(PL9SB社)への参画を通じて事業展開を行っている。

  • ビンツルLNG基地(提供:ペトロナス)

    ビンツルLNG基地(提供:ペトロナス)

ENEOS Xplora社長の忍田泰彦氏は「ティガ社は2003年のLNGプラント運開以来、当社グループとペトロナスの協力のもと、日本買主にLNGを安定的に供給してきたプロジェクトであり、再び参画できることを嬉しく思います。ペトロナスとのパートナーシップを更に強化するとともに、株主であるサラワク州政府、三菱商事とも連携し、エネルギートランジション期における新たな価値創造に取り組んでまいります」とコメントしている。

ENEOSグループは第4次中期経営計画において、戦略的投資を通じた天然ガス・LNG事業の拡大を掲げており、日本をはじめとするアジア諸国へのエネルギー安定供給に努めるとしている。