MicrosoftはWindows 11のファイル削除処理を30%以上高速化する方針を明らかにした。Windows Insider向けに今後数週間以内に提供を開始する予定で、ファイルコピーなど他のファイル操作についても改善を進めるという。Windows Latestが報じた(「Microsoft reveals Windows 11 will bulk delete files at least 30% faster, and it's only the start」。
一括削除を30%以上高速化へ
Windows Latestによると、Microsoftは6月1日に米国で開催されたWindows Insiders meetupで、Windows 11のファイル削除処理の高速化について紹介したという。
Windows Latestによれば、一度に大量のファイル、またはサイズの大きい少数のファイルを削除する際、従来より30%以上高速に処理できるようになる見込みだ。Microsoftは今後数週間以内にWindows Insider向けに展開を開始し、その後はファイルコピーなど他のファイル操作についても改善を進める方針としている。
Microsoftは高速化の具体的な仕組みについては明らかにしていない。
これに対しWindows Latestは、ファイル削除処理には従来から改善の余地が存在していたと指摘している。
ファイル削除は単純なデータ消去ではなく、ファイルシステムエントリーやアクセス権限、各種メタデータの更新など複数の処理を伴う。さらにストレージへの書き込みも発生するため、ストレージの転送速度以外にもボトルネックとなる要素は少なくないとみられる。
またWindows Latestは、Microsoftが「最大30%」ではなく「30%以上」と説明した点にも注目している。同メディアは、実際の改善幅が30%を超えるケースもある可能性があると分析している。
エクスプローラー改善の取り組みが継続
今回の改善は、Microsoftが3月に公表したWindows 11の品質向上計画の一環とみられる。
同社は2026年3月、「Windowsの品質向上」に関する取り組みの中で、エクスプローラーについて「起動の迅速化」「ちらつきの削減」「スムーズなナビゲーション」「日常的なファイル操作のパフォーマンス向上」を重点項目として掲げていた。
その後、プリロードによる起動高速化や不要なディスクアクセスの削減などが順次導入されており、今回明らかになった一括削除の高速化も、その流れの中に位置付けられる。
Windows Latestによると、Microsoftは今後ファイルコピー処理についても改善を進める方針だという。エクスプローラーの応答性やファイル操作全体のパフォーマンス向上につながるか注目される。
