Windows Latestは8月16日(現地時間)、「Windows 11 KB5121003 is triggering game crashes and other issues on some PCs」において、Windows 11バージョン25H2および24H2向けのセキュリティ更新プログラム「KB5121003」のインストール後にゲームなど一部のアプリまたはシステムがクラッシュする可能性があると伝えた。

  • Windows 11のセキュリティ更新プログラムインストール後にゲームなどのクラッシュが報告されている

    Windows 11のセキュリティ更新プログラムインストール後にゲームなどのクラッシュが報告されている

KB5121003適用後にゲームなどのクラッシュ報告

この不具合はゲーム開発スタジオ「Embark Studios」がDiscordに投稿したメッセージで明らかになった。メッセージは更新プログラムのリリース後、新たなクラッシュが確認され、修正に取り組んでいることを伝えている。

Windows Latestによると、更新プログラム適用後のクラッシュ報告は、Embark Studiosが開発したゲーム「ARC Raiders」のユーザーから多数が寄せられた。この他、「Marvel Tōkon: Fighting Souls」を含む複数のゲーム、アンチチートソフトウェアの報告例もあるという。

クラッシュの一部は「inpoutx64.sys」が関係か

Windows Latestは、クラッシュの一部について、カーネルドライバー「inpoutx64.sys」との互換性問題が関係している可能性を指摘している。この不具合の影響を受ける環境では、エラーメッセージ「Hang detected on GameThread」またはエラーコード「EXCEPTION_ACCESS_VIOLATION」が発生するとの報告がある。

なお、カーネルドライバー「inpoutx64.sys」の互換性問題は、すべてのクラッシュの原因とは限らない点に注意が必要だ。ARC Raiders以外のアプリについては、別の原因でクラッシュしている可能性がある。

Embark Studiosが回避策を紹介

カーネルドライバー「inpoutx64.sys」は、サードパーティ製のポートアクセスドライバーとされる。ソースコードおよびバイナリーが公開されているが、10年以上前の2015年12月に開発を終了している。

原因を特定したEmbark Studiosは、問題が発生しているユーザーに対し、原因とみられる「inpoutx64.sys」を停止・削除する回避策を紹介している。ただし、このドライバーを利用するほかのアプリやデバイスに影響する可能性があるため注意が必要だ。

KB5121003のどの変更がinpoutx64.sysとの互換性に影響したのかは、現時点で明らかになっていない。inpoutx64.sysはサードパーティー製のドライバーで、10年以上にわたり更新されていない。