Windows Centralは2026年5月20日(現地時間)、「The 13 biggest Windows 11 changes from early May - and why these updates matter for how the OS evolves through the rest of 2026|Windows Central」において、Windows Insider Programから5月に公開されたWindows 11ビルドの注目の変更点を解説した。
本件調査の対象となったチャネルおよびWindows 11ビルドは次のとおり。これらビルドから新機能を取りまとめ、合計13の変更点について解説している。
- Experimentalチャネル - ビルド26300.8493、28020.2134、29591、28020.2075、29585、26300.8376、28020.1921、29580、26300.8346
- Betaチャネル - ビルド26220.8270、26220.8283
- 旧Devチャネル - ビルド26300.8276
- 旧Betaチャネル - ビルド26220.8271
- 旧Canaryチャネル - ビルド28020.1863、29570
Windows 11の新機能まとめ
Windows Centralが注目したWindows 11の新機能は次のとおり。これら新機能はWindows Insider Programにてテストが開始されており、年内のリリースが期待されている。
ついにタスクバー移動が復活へ
Windows 10までサポートされていたタスクバーの位置設定が、ついにWindows 11に登場する。設定アプリの「個人用設定」→「タスクバー」→「タスクバーの動作」セクションから調整が可能になる。
従来のドラッグ&ドロップによる位置の変更は未サポート。これについては将来の実装が検討されている(関連記事:「Windows 11、ついに「移動できるタスクバー」復活へ 小型表示にも対応 | TECH+(テックプラス)」)。
「Win+R」をWindows 11風に刷新
「ファイル名を指定して実行(Win+R)」のデザインが刷新される。WinUI 3ベースの実装に変更され、Windows 11標準のFluentデザインに統一される(関連記事:「Windows 11、「Win+R」を刷新 Windows 95時代から続くUIを改善 | TECH+(テックプラス)」)。
Windows共有機能をAADユーザーにも拡大
Windows共有シート(アプリ間のコンテンツ共有)における関連アプリの検出およびインストールがAzure Active Directory(AAD)ユーザーに解放された。従来はMicrosoftアカウントを持つユーザーのみ利用可能だったが、今後はAADユーザーにも柔軟な共有エクスペリエンスを提供する。
エクスプローラーの不具合や視認性を改善
エクスプローラーには次の機能の改善および不具合の修正が導入される。
- ダークモード時におけるエクスプローラーの点滅問題を修正
- 「お気に入り」セクションの重複表示を解消
- 「おすすめ」セクションのサムネイルを鮮明化
- 詳細表示におけるファイルサイズに新しい単位「MB(メガバイト)」および「GB(ギガバイト)」を追加
- アドレスバーが二重バックスラッシュと引用符をサポート
- アドレスバーのサジェストが閉じない不具合を修正
Windows SearchやBluetoothなど細かな改善も多数
Windows Centralはこのほかにも、Windows 11の使い勝手を改善する複数の変更点に注目している。
- ウィジェットのデフォルト動作を変更。タスクバーのバッジ表示を既定で無効化し、マウスホバー時の自動表示も停止する。さらに利用頻度に応じた適応動作を導入し、使用頻度の低いユーザーへの表示を抑制する
- Windows検索ボックス(Windows Search)のBing検索の優先順位を下げ、ファイルおよびアプリの優先順位を上げる
- スピナーアニメーション(読み込み中アニメーション)をドット型からドーナツ型に統一する
- 高精度タッチジェスチャーを導入。自動スクロール機能や指1本のスクロール操作などが追加される(関連記事:Windows 11、タッチパッドが大きく進化 “指を離さない”無限スクロール対応 | TECH+(テックプラス))
- 教育機関向けにWindows 11 HomeからWindows 11 Pro Educationへのアップグレードを提供する
- タスクマネージャーにNPUおよびNPUエンジンを追加。詳細タブにはNPU専用メモリとNPU共有メモリを追加する。グラフィックカードのNPUはパフォーマンスタブに表示する。これら設定は、ヘッダーのコンテキストメニューから行う
- タッチキーボード(仮想キーボード)の音声入力ボタンの動作を変更。オーバーレイ表示を取りやめ、音声入力ボタンにアニメーションを表示する
- Windows Updateの「一時停止」が最大35日間に延長される。さらに、更新を伴わない再起動およびシャットダウンをサポートする
- 共有オーディオ機能を導入。Bluetooth LE Audioのブロードキャストテクノロジーを採用し、2台のBluetoothオーディオアクセサリーに対して音声の同時送信を可能にする(関連記事:Windows 11、2台のBluetoothオーディオ(LE)で同時に音が聞けるように | TECH+(テックプラス))
一部機能は5月末にも登場する可能性
これら機能の一部は、早ければ5月末ごろにリリースされるプレビュー更新プログラムに導入される可能性がある。すぐに利用したいユーザーは、Windows Updateの設定で「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」の設定を有効にしておくことが推奨される。なお、段階的なロールアウトが実施される可能性が高く、インストール後もすぐには利用できるとは限らない点に注意が必要だ。
