Windows Latestは5月17日(現地時間)、「Microsoft admits customization is in Windows' DNA, promises new Windows 11 controls」において、MicrosoftがWindows 11の個人設定機能の拡充に本格着手したと報じた。
タスクバーやスタートメニューを中心としてデスクトップ全体のカスタマイズ性を高め、ユーザー個人が作業しやすい環境を作れるようにすることで、離れつつある支持を取り戻す狙いがある。
Microsoft幹部「カスタマイズはWindowsのDNA」
Windows Latestが取り上げたのは、MicrosoftでWindows部門の責任者を務めるPavan Davuluri氏によるXへの投稿だ。同氏は「パーソナライゼーションとカスタマイズは昔からずっとWindowsのDNAに刻まれている」と明言。その上で過去数カ月にわたってWindows Insiderユーザーからのフィードバックを精査してきた結果、ユーザーがタスクバーとスタートメニューのカスタマイズ性の強化を強く求めていることを再認識したと述べた。
この背景には、Windowsに対するユーザーの不満の高まりがある。Microsoftは近年、CopilotをWindows各機能へ積極的に統合してきたが、ユーザーからは「基本機能を改善してほしい」との不満も高まっていた。
今年3月、MicrosoftはWindows 11の品質改善を公式に約束。CEOのSatya Nadella氏も、Windowsファンを取り戻す必要性を認め、基本機能の強化へかじを切るとコメントしている。
タスクバーを上部・左右へ移動可能に
カスタマイズ性を高める具体的な機能改善はすでに動き始めている。5月14日、MicrosoftはWindows Insider Programの参加者を対象に、タスクバーの位置をデスクトップの上部や左右に移動できる機能と、タスクバーを縮小表示できる機能のテストを開始した。これらの設定は、設定アプリの「個人用設定」のページで変更できる。
ただし現時点ではまだ完成度に課題があり、タスクバーをデスクトップ左側へ移動した際にスタートボタンやアイコンの配置が崩れるなどといった不具合が確認されている。
スタートメニューのサイズ変更機能が復活へ
スタートメニューの刷新も進んでいる。Windows 10の時代には、スタートメニューの端をドラッグしてサイズ変更することができたが、Windows 11ではこの機能は廃止され、一切サイズ変更ができなくなっていた。これに対し、Microsoftは現在、「小」「大」の2段階でのサイズ切り替え機能をテスト中で、将来的にはさらなるオプションの追加も視野に入れている。
スタートメニューの各セクションの表示/非表示を個別に切り替えられる機能もテストしている。「すべて」や「おすすめ」フィードを非表示にして固定アプリのみを表示したり、逆に固定アプリを省いてアプリ一覧だけを表示したりといった柔軟なカスタマイズが可能になる見込みだ。
ファイルの関連性を見つけ出すアルゴリズムも改善される。Windows Latestによれば、このほか、以下の機能も導入予定だという。
- 新規インストールアプリを即時反映
- プロフィール情報の非表示
- 「最近使ったファイル」の非表示
これらの機能は、2026年を通じて段階的にテスト・展開される計画になっている。正式リリース前にいち早く試したいユーザーは、Windows Insider Programでプレビュー版でのテストに参加するといいだろう。
