Windows Latestは5月18日(現地時間)、「Microsoft is testing different Windows 11 taskbar positions per monitor and new Start menu controls」において、Windows 11のタスクバーがさらに改善される可能性を伝えた。
Windows 11のタスクバーは、3月に行われた改善計画の発表以来、ユーザーエクスペリエンスの向上に向けて積極的な取り組みが行われている。
5月15日にはタスクバーの移動および小さなタスクバーがExperimental Build 26300.8493に搭載され、正式リリースに向けたテストが開始された。今回はこれら取り組みに加え、新たに7つの計画の存在が明らかになったという。
マルチモニター環境の不満解消へ
これら追加計画は、タスクバーの移動および小さなタスクバーの詳細情報を伝える公式ブログ記事「Improving Windows quality: Making Taskbar and Start more personal | Windows Insider Blog」の記述から明らかになった。タスクバーに直接関係する改善計画は次のとおり。
「モニターごとにタスクバーの位置を変更したり、ドラッグ&ドロップ機能の追加などの検討を進めています」
前者はマルチディスプレイ環境において、ディスプレイごとに上下左右、好みの位置にタスクバーを移動可能にする機能とされる。この改善は重要で、画面を隔てるようにタスクバーが表示される問題の解決には必須となる。
具体的には、ディスプレイを2台横に並べた場合、画面の左端または右端にタスクバーを移動すると、「全体中央の縦方向」にタスクバーが表示される。マルチモニター環境では作業導線に影響するため、改善を望む声は根強い。
後者は従来のWindowsでサポートされていたドラッグ&ドロップ操作によるタスクバーの移動機能とされる。頻繁に切り替える利用者は少ないと予想されるが、Windows 10まで備わっていた柔軟性の復活として注目される。
「おすすめ」見直しなどスタートメニュー改善進む
ブログ記事では前述のタスクバーの改善に加え、スタートメニューに関係する5つの改善が伝えられた。概要は次のとおり。
- スタートメニューのサイズを「大」と「小」から選択可能にする
- スタートメニューの「おすすめ」を単独で無効化できるようにする。従来はジャンプリストおよび最近使用したファイルを含めひとまとめに無効化していたが、この設定を見直す
- スタートメニューの「おすすめ」の名称を、「最近使用したアプリ」に変更する。この変更は表示内容を適正化した結果とされ、Windows Latestは広告表示を廃止した可能性を指摘している
- スタートメニューの各セクションの表示/非表示を個別に調整可能にする
- スタートメニューのユーザー名およびプロフィール画像を非表示にするオプションを追加する。プレゼンテーションやライブ配信時における情報流出の防止に利用できる
スタートメニュー改善は数週間以内に導入予定
タスクバー関連の改善計画2点については、現時点では検討段階とされており、今後の状況次第では変更または中止される可能性がある。
一方、スタートメニュー関連の改善は実装が進められており、今後数週間以内にWindows Insider Program向けWindows 11ビルドに導入予定とされる。
Microsoftは近年、Windows 11における「使いやすさ」の改善を重視する姿勢を強めている。今回の変更群も、Windows 10時代に評価されていた柔軟性を取り戻す取り組みとして注目されそうだ。
