リードインクスは、外貨建て個人年金保険におけるデジタル販売モデルの構築支援を実施したことを5月20日に発表。ソフトバンクの子会社としてフィンテック事業を手がける同社は、今回の取り組みについて「オンライン申し込み導線の整備にとどまらず、保険会社のデジタル販売モデル転換の第一歩として、今後の商品展開や販路拡大を見据えたもの」と説明している。
生命保険領域では近年、生活者の情報収集や購買行動のデジタルシフトが進展。特に比較サイトやアプリなどのデジタル接点を起点に、オンラインで保険商品を案内・販売する動きの重要性が今後さらに増えると考えられている。
外貨建て個人年金保険は、その商品特性や保険業法の観点から、ユーザーが理解すべき情報量が多く、オンラインでの検討負荷が高くなりやすい商品とされる。必要な情報を適切なタイミングで届けながら、理解促進と申し込み完了の両立を図る導線設計が求められていた。
今回のリードインクスの支援内容は、フロント基盤の構築、UI/UX設計、運用支援の3点。フロント基盤の構築では、デジタル保険プラットフォーム「Nano」(ナノ)を活用して保険会社の既存システムと連携させ、オンラインでの試算・申し込み体験を支える仕組みを整備した。本人確認では他社ベンダーの本人確認システムを活用し、入力情報とマイナンバーカードなどの情報を突き合わせた結果を、申し込み導線とシームレスに連携させる構成を採用している。
UI/UX設計では、関係者との合意形成とユーザー検証を組み込んだ短いサイクルで仮説検証を繰り返し、プロトタイプ設計とユーザーテストを通じて情報設計や画面設計の精度を高めた。これにより、保険業法上求められる情報提供とユーザビリティーの両立を図りながら、ユーザーが納得しながら手続きを進められる加入サイトを構築したとする。
運用支援では、KPIの設計やアクセス解析の導入準備を通じてユーザー行動の可視化に取り組むほか、比較サイトなどのデジタルチャネル活用や販売導線の拡張も視野に入れた基盤整備を支援している。
