エクサウィザーズは5月12日、AIエージェント開発・運用プラットフォーム「exaBase Studio」において、現場のユーザーとAIエージェントの協働開発を支援する新機能群「みんなで開発」を5月中に提供開始することを発表した。
これにより、現場ユーザーが専門的な知識を持たなくても、ユースケースの探索から業務分析、要件定義、開発までをAIエージェントとエクサウィザーズの専門家が一気通貫で支援する。また、exaBase Studioのアプリケーションテンプレートの一部を契約ユーザー向けにソースコード公開することで、ユーザー自身でのAI駆動開発によるアプリ拡張が可能になる。
「みんなで開発」機能提供開始の背景
近年はコーディングエージェントの登場などにより、アプリケーション開発そのものが効率化されている。その一方で、業務プロセスの整理、解決すべき課題やソリューションの定義、開発環境の構築や立ち上げといった開発「以外」の領域は、依然として人間中心で進められる場合が多い。
そのため、コストの高さ、担当者による品質のばらつき、スケールのしにくさといった課題が浮き彫りとなり、開発は速くなった一方で、業務全体としてのDX(デジタルトランスフォーメーション)のスピードは向上しないという状況が生まれている。
エクサウィザーズはこうした背景から、AIを活用した開発を現場で実効性あるものにするためには、開発そのものの効率化に加え、その前提となる業務プロセスの整理・可視化、解決すべき課題の抽出、ソリューションの定義、設計といった工程をAIとともに進められる仕組みが必要であると考え、exaBase Studioの開発を進めてきた。
exaBase Studioは社内のさまざまなデータを集約し、それらをもとにAIエージェントやAIアプリケーションの開発・運用が可能なプラットフォーム。業務ですぐに使える多数のアプリケーションテンプレートや、開発したアプリケーションを安定的に動かすことができる実行基盤を特徴とする。
同サービスの特徴を生かし、業務ユースケースの探索、業務分析、要件定義、そしてAIの開発までを一気通貫で実行可能なプラットフォームへと進化させるべく、4つの新機能からなる「みんなで開発」を実装した。
さらに、アプリケーションテンプレートをexaBase Studioの契約ユーザー向けにソースコード公開することで、ユーザー自身がAI駆動開発で業務に適した形に拡張できるようにしている。
「みんなで開発」機能群について
今回提供を開始した「みんなで開発」は、専門知識をもたない現場ユーザーでもAIエージェントや専門家の支援を受けながら直感的にアプリ開発ができる4つの機能群を備える。初期的なユースケースや業務への適用に関する相談はAIエージェントが担い、高度な要件定義や開発はAIエージェントとエクサウィザーズの専門家が支援する。
いつでも探索
業務ユースケースの事例集で、exaBase Studioのライセンスを持たないユーザーでも利用可能。実際のAIエージェント活用事例をもとに、適用可能な業務の発見を支援する。
いつでも相談
事例集をもとに、自社業務への適用を検討するための相談機能。一定のやり取りは無償で利用可能。
一緒に設計
業務要件の可視化および合意形成を支援する機能。高度な要件定義にはエクサウィザーズの専門家が入り一緒に設計する。
AIは「全社の業務プロセスおよび業務時間をAIが社員にヒアリングし自動棚卸」「業務課題の抽出およびレポート化」「To-Be業務プロセスの提案」「ユーザーとの対話による業務設計の確定」などを支援。
一緒に開発
契約後は速やかにコーディングエージェントを活用したAI駆動開発に着手できるという。エクサウィザーズが提供するサーバ上にセキュアな開発環境を用意するため、ユーザーはプロダクト開発そのものに集中できる。
ユーザー主体のAI駆動開発「内製開発プラン」、ユーザーとエクサウィザーズの専門家が共同開発する「伴走支援プラン」、エクサウィザーズが開発を担う「委託開発プラン」から選択できる。

