Windows Latestは6月1日(現地時間)、「Microsoft is killing Windows 11 Search's biggest annoyance, lets you find files with just 2 characters」において、MicrosoftがWindows 11の検索機能に対し、ローカルファイルの発見性を高めるために、さまざまな改良を行っていると伝えた。
Microsoftは今年3月にWindows 11の品質改善とユーザー体験の抜本的な改善に向けた宣言「Our commitment to Windows quality」を発表した。この宣言には検索機能の改善も含んでおり、はやくもその成果がユーザーの手元に届き始めている。
2文字の入力でも目的のファイルを検索可能に
例えば、MicrosoftはWindows 11の検索機能に対し、主に2つの改善を導入した。
第1の改善は、2026年5月のオプション更新プログラム「KB5089573」ですでに展開が始まっている検索インデックスの強化である。この改善によって、検索機能は最短2文字の入力でも関連ファイルを検出し、優先的に表示できるようになった。従来は短い文字列では目的のファイルを見つけることができず、検索範囲を狭めるためにより長い文字列を入力する必要があった。
Windows Latestの検証によると、KB5089573の改善を適用済みの環境では、「XP」と入力するだけでWindows XPの壁紙ファイルが即座に表示されるようになったという。従来は同じ操作で「XPS Viewer」などのアプリが優先表示されてしまい、目的のファイルにたどり着くには「xp bliss」のようにより長いファイル名を打ち込まなければならなかった。
KB5089573における変更点の詳細は次のリリースノートにまとめられている。
複合語のファイル名の検索精度が向上
第2の改善は「Search by Substring(部分文字列検索)」と呼ばれる機能で、現在はWindows 11 Insider Preview Build 26300.8553およびBuild 26220.8544で提供されている。これは複数の単語から構成されるファイルについて、中間部分の単語だけでも検索できるようにするもの。例えば、「MeetingNotesApril」や「ProjectStatusReport」のようなファイル名を、「april」や「status」といった文字列でも検索できるようになる。
現在のWindows検索の場合、このような複合語で構成されたファイル名の検索精度に問題があり、ファイル名の先頭付近の文字列を入力しなければ目的のファイルに到達することが難しい。現実のファイル名は複数の単語を組み合わせた名前になっていることが多いため、これは日常業務に支障を与える大きな課題になっていた。
Insider Preview Build 26300.8553における変更点については次のサポート文書にまとめられている。
- Windows 11 Insider Experimental Preview Build 26300.8553 - Windows Insider Program | Microsoft Learn
なお、両機能とも段階的配信によって展開されるため、対象の更新プログラムを適用済みであったとしても、すぐには利用できない場合がある。Microsoftでは検索機能をローカル作業中心の設計に見直しつつあり、Windows 11の操作性向上の一環として、検索品質の改善に力を入れる方針を示している。
