坂口志文氏のノーベル賞受賞で中外製薬の時価総額が続伸

デスク「大阪大学特任教授の坂口志文さんがノーベル生理学・医学賞を受賞し、日本の製薬メーカーの時価総額が続伸したようだね」

記者「目立ったのが中外製薬です。受賞が発表された10月6日終値時点の同社の時価総額は12兆円を超え、売上高で3倍強の武田薬品工業の株価(同約6.9兆円)を上回りました。約7.5兆円の第一三共をも抜き去っている状況です」 デスク「どうして中外なの?」

記者「坂口さんが見つけたのは体内で免疫の暴走を止める特別な細胞です。免疫がウイルスや細菌を攻撃する際、他の免疫を必要以上に攻撃しないようにブレーキをかける役割を持つもので、この特別な細胞を使った治療を開発する坂口さんの会社に中外が出資しています」

デスク「この差は何かな」

記者「大手製薬メーカーがバイオスタートアップ企業への出資や買収で新薬の種を取得しつつあるのに対し、中外は販売をスイス製薬大手のロシュに任せ、自社の創薬力を高める経営を貫いています。経営戦略の違いも注目されますね」

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