Microsoftは10月14日(米国時間)、Windows 11向けの10月の月例更新プログラム「KB5066835」(OSビルド 26200.6899および 26100.6899)をリリースした。この更新プログラムには緊急の脆弱性の修正に加え、コマンドラインテキストエディター「Edit」の標準搭載など、複数の新機能が含まれている。
脆弱性の修正と新機能の追加
KB5066835には深刻度が緊急と評価される脆弱性「CVE-2025-49708 - セキュリティ更新プログラム ガイド - Microsoft - Microsoft Graphics コンポーネントの特権の昇格の脆弱性」など、複数の脆弱性の修正が含まれている。
また、9月29日にリリースされたプレビュー更新プログラム「KB5065789」(OS ビルド 26200.6725および26100.6725)の変更も組み込まれている。コマンドラインテキストエディター「Edit」が標準機能となり、コマンドプロンプト上で直接ファイル編集できるようになる(関連記事:WindowsのターミナルはWordの代わりのライティングツールになるか | TECH+ (テックプラス))。
この他にも通知センターのセカンダリモニター対応、各種インジケーター(音量など)の位置設定、エクスプローラーのコンテキストメニューにAIアクションの追加などがある。これら新機能はすべて段階的な展開となっており、更新後にすぐに利用できるとは限らない。
これら脆弱性の修正、新機能の搭載に加え、Chromiumベースブラウザーの印刷プレビュー画面が応答を停止する不具合の修正など、複数の修正も含まれる。とくに緊急の脆弱性は速やかに対処する必要があり、すべてのWindows 11ユーザーにアップデートが推奨されている。

