Neowinは10月5日(現地時間)、「Caps Lock is the most useless key on the keyboard - Neowin」において、キーボードにおいてCaps Lockキーが最も役に立たないと伝えた。

Caps Lockキーの起源はタイプライターまでさかのぼり、物理的に重いShiftキーの入力を軽減する機能とされる。しかしながらNeowinの記者は不要な化石だと指摘し、その存在を全否定している。

  • Caps Lock is the most useless key on the keyboard - Neowin

Caps Lockを全否定

この主張はNeowinの読者アンケートからも明らかだという。「テキストを大文字にするためにShiftを使用するか、Caps Lockを使用するか」との問いに、Caps Lockと答えた読者はわずか12%だったという。

Caps Lockはタイプライターで活躍した機能だが、現代のコンピュータで利用する機会はほぼ失われたと言える。記者は「誤って押したときにイライラさせる効果だけはある」と述べ、速やかな消滅を望む声を伝えている。

Googleも同意? 割り当ての変更を提案

GoogleはChromebookのキーボードからCaps Lockキーを削除し、代わりに検索キーを搭載している。後方互換性の確保を目的に[Alt]+[検索キー]でCaps Lockを代替しているが、この変更は利用者がそれだけ少ないことの現れと言える。

NeowinはGoogleの方針を支持し、Caps Lockを他の動作に割り当てることを提案している。Windows 11の標準機能でCaps Lockの割り当てを変更することはできないが、PowerToysの「Keyboard Manager」を使用することで任意のキーまたはテキスト入力に変更することができる。

現代においてCaps Lockがどの程度必要とされているかはわからないが、Caps Lockにイライラさせられることの多いユーザーは、PowerToysを利用して便利なキーに置き換えることができる。