調査会社の米ガートナーは2月3日(米国時間)、2024年の半導体市場規模が前年比18.1%増の6260億ドルとなったとの調査結果(暫定)ならびに2025年の半導体市場規模を前年比12.6%増の7050億ドルとする予測を発表した。
市場を主にけん引したのはデータセンター需要の中心役となったAI向けのGPUやアクセラレータで、同社のVice PresidentでアナリストのGeorge Brocklehurst氏は、「AIと生成AIワークロードの需要の高まりを追い風に、データセンターセグメントの市場規模はスマートフォン(スマホ)に次ぐ2番手まで成長した。その2024年の市場規模は前年の648億ドルからほぼ倍増となる1120億ドルに達した」と、AI関連分野の躍進が目立っていることを強調する。
また、こうしたAI関連の急成長が半導体企業ランキングにも影響を及ぼしたともしており、売上高上位25社のうち11社が2桁成長を記録、上位10社に限れば9社がプラス成長を達成した。一方、売り上げを減少させたのは8社であったという。