大林組のグループ会社である大林クリーンエナジーは、同グループ傘下のサイプレス・スナダヤが保有する製材工場「東予インダストリアルパーク工場」(愛媛・西条市)の屋根上に2MW(メガワット)の太陽光発電設備を導入し、1月1日から運転開始したと同月23日に発表した。
今回の東予インダストリアルパーク工場への電力供給事業は、同工場に“生グリーン電力”を供給する自家消費型のオンサイトPPA(Power Purchase Agreement:発電事業者の資産として再エネ発電設備を需要家の敷地内に設置し、発電された電力の売買契約を締結する)によるもの。
年間発電量は約219万kWhを想定しており、このうち自家消費量は約184万kWh。工場の電力需要の約15%をまかない、年間約970トンの温室効果ガス排出削減を見込んでいるという。
生グリーン電力とは、発電所から需要家に直接送電されたグリーン電力、もしくは発電量と消費量を30分単位で一致させ、発電所から一般送電網経由で直接送電されたとみなすグリーン電力のことで、今回の事業は前者に該当するという。