CMS(Contents Management System)高速化基盤「KUSANAGI」を提供するプライム・ストラテジーは7月31日、AIによりWebページの表示最適化と高速化を行うソリューション「WEXAL Page Speed Technology(以下略、WEXAL)」において、適用前後の表示速度をAIを活用し比較検証する新機能「インスペクター」をリリースした。「WEXAL」は、Webページの表示をブラウザ環境に合わせて最適化する戦略AI「David」と画像ファイルやJS、CSSの圧縮軽量化、画像の次世代フォーマットへの変換などで転送量を削減、ページのファーストビューの高速化を実現するソリューション。Googleが提唱する「Core Web Vitals」や「PageSpeed Insights」のスコアを改善し、WebシステムのUX(User eXperience)を向上させる。

  • 「WEXAL」のシステム概要(同社資料より)

    「WEXAL」のシステム概要(同社資料より)

新たに提供される新機能「インスペクター」は、適用前後のWebページの状況をAIが比較検証する機能で専用管理画面「PST Manager」から利用でき、Webページにアクセスした際にオリジナルのWebページと「WEXAL」を有効にした結果を比較表示しHTMLとリソースの整合性の検証を行う。

  • 「WEXAL」の新機能「インスペクター」での検証事例(同社資料より)

    「WEXAL」の新機能「インスペクター」での検証事例(同社資料より)

最適化されていないリソース、Webサイトの潜在的なエラー、リンク切れの画像、表示に影響が出る可能性の高い外部リソースを検出、戦略AI「David」が立案した戦略をカスタマイズする「エキスパートモード」で更なる高速表示が可能になる。「KUSANAGI Premium Edition」導入環境で利用できる。