NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は10月17日、日常生活から排出されるCO2量を可視化しエコアクションを促す 「グリーンプログラム for Employee」の社内導入を開始すると発表した。社内導入は3カ月間を予定している。
「グリーンプログラム for Employee」はサステナブル経営推進機構(SuMPO:さんぽ)の監修のもとで開発したWebアプリケーションで、利用者の日常生活におけるさまざまな行動から排出されるCO2量を可視化することで、利用者の行動変容を促すことを目的としている。
従業員の環境意識を測るアンケートを定期的に収集することで、環境意識の変化を測定するほか、日々の食事メニューの選択や環境に良いエコアクションによって排出されるCO2量の変動を可視化し、日常生活の記録からCO2排出量の変化を体感することが可能。また、社内における自身のCO2削減量ランキングを確認することもできる。
さらに、環境問題に関連するエコクイズや役立つ情報の提供を通して、負荷低減のための気づきを与える。
管理者向け機能としては、従業員のアプリケーション利用状況やエコ意識に関するデータを分析、エコアクションによるCO2排出量の削減が多い組織をランキングとして発表し、従業員全体での目標達成状況も公表する。
また、環境に関する世の中のニュース、社内の紙や水の消費量やごみの排出量など、社内外に存在する環境負荷のデータをまとめ、従業員の理解を促進する。
同社は自社内への導入や先行的に導入の顧客からのフィードバックを踏まえたUIの改善に加え、「ビジネスdアカウント」との連携や従業員のエコアクションに応じてカーボンクレジットを購入できる機能などの提供を検討するという。