5月11日から13日まで、東京ビッグサイトで開催されていた働き方や業務改善に役立つソリューションに関する展示会「第9回働き方改革EXPO」。本稿では、同展示会に出展していたている、カードと連携した福利厚生サービスのEX(従業員体験)プラットフォーム「miive」のブースを紹介する 。

  • アプリとプリペイドカードで利用する「miive」

「miive」は、2021年7月にリリースされた、VISAカードと連携することで、柔軟な福利厚生プログラムをあらゆる規模の企業で設計できる福利厚生プラットフォームだ。「miive」を利用することで、企業はさまざまな福利厚生をVISAカードの「ポイント」として従業員に配布し、従業員は用途に合わせてそのポイントを使用することができる。

具体的には、「フィットネス手当」「チームランチ手当」「ワーケーション手当」など、他社にはないようなその企業独自の福利厚生を設けることが可能。ポイント利用を許可する用途や店舗はVisaに加盟している200以上の店舗から選択できるので、リモートワーク中に自宅付近の店舗でポイントを消費するといった利用にも対応している。

従来の福利厚生サービスは、オフィスワークを前提としたものや利用用途が限られているものもあり、あまり利用されてない企業も多いのではないだろうか。withコロナ時代において、企業は新しい働き方を追求しており、「miive」はそんな企業の働き方を柔軟にサポートするものとなっている。

「miive」は現在、リモートワーク中心のIT企業を中心に導入されている。そのほか、福利厚生を導入検討中または見直し中の企業や、普段リモートワークが中心の企業で従業員が出社の際に自発的に交流する仕組みを作る際などに役立つという。利用率は毎月90%に達しており、導入後の利用率の高さからもその利便性がうかがえる。

Miiveの中庭梨香氏は、前職で総務を担当していたそうで、「前職の時は、福利厚生を利用する社員が少なかった。今後は、このサービスを広めて福利厚生を活用しやすい世の中を作りたい」と力強く語っていた。

利用料金は、ベース料金として1万9,800円で10名まで利用することが可能で、11名以上は1人につき400円が追加料金となる。