イトーキ、NTTコミュ二ケーションズ(NTT Com)、NTTドコモ(ドコモ)は4月12日、3社共同で提供するコミュニケーションサービス「office surf(オフィスサーフ)」を活用した実証実験を発表した。働く場所の異なる社員同士の“雑談”を生み出し、社内コミュニケーションを活性化する実証実験を2022年6月30日まで実施する。
イトーキは同実証実験用に什器の開発を行い、カフェやラウンジのような場所に常時オンラインワークスペースを設置。これに、NTT Comが提供する「NeWork(ニュワーク)」とドコモが提供する「ビジネスdアカウント」を組み合わせることで、新たなログイン情報の登録やWeb会議設定の手間もなく、会話できる空間を実現するという。
オフィスワークでは、休憩時やちょっとした隙間時間に常時オンラインワークスペースに足を運ぶだけで、気軽にバーチャルオフィスにいる人と会話できる空間を提供する。リモートワークにおいても、あたかもオフィスにいるかのようにオンライン上で気軽に会話・相談をすることができる。
同実証実験では、ハイブリットワークに焦点を当てたバーチャルとリアルを融合させたオフィスづくりを通じて、社員同士のコミュニケーションの活性化、ストレスの軽減状況などをさまざまな指標から検証する。
3社は今後も、office surfの商用化を見据えた取り組みを展開することで、今後のニューノーマルな働き方に合った円滑なコミュニケーションの実現を目指し、快適な「働く環境」づくりに取り組む。また、ビジネスdアカウントが持つ会員基盤におけるデジタルマーケティングの活用など、office surfの利用促進を図る。