Googleは3月17日、オンラインで高知県の教育基盤における同社ソリューションの導入事例に関する記者説明会を開催した。

各国も参考にする日本のGIGAスクール構想

冒頭、グーグル Google for Education アジア太平洋地域マーケティング統括本部長のStuart Miller(スチュアート・ミラー)氏は「日本は、世界と比較してもGoogle for Educationの利用が伸びている国の1つだ。GIGAスクール構想は各国でも注目を集めており、シンガポールや台湾、韓国などでも日本を参考にした1人1台計画がスタートしている」と話す。

  • グーグル Google for Education アジア太平洋地域マーケティング統括本部長のStuart Miller(スチュアート・ミラー)氏

    グーグル Google for Education アジア太平洋地域マーケティング統括本部長のStuart Miller(スチュアート・ミラー)氏

続けて、同氏は「端末とクラウドツールを掛け合わせることで、授業のあり方も変化しており、これまでの一斉授業から生徒個人に合わせた異なる学習目的、学習方法で学ぶことが可能になっている。このような学びのシフトは教育におけるデジタル改革を通じて、より主体的かつ対話的な深い学びに結び付く動きとなっている。今後、GIGAスクール構想のもと、さらにクラウドを活用しつつ、各生徒に個別最適化された学びの実現に向けた動きが予想されている」と述べていた。

同社では教育向けにデバイス「Chromebook」、共同作業や遠隔授業などを可能にするクラウド型の学習プラットフォーム「Google Workspace for Education」、授業や学びを管理する「Google Classroom」、活用をサポートするプログラムなどを用意している。

  • Googleが提供する教育向け製品・サービス

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