半導体材料などを手掛けるラサ工業は1月6日、宮城県大崎市にある三本木工場にて爆発事故が発生したことを明らかにした。

発生時刻は2022年1月6日午前8時50分ごろで、発生場所は同社三本木工場の高純度赤リン工場棟。赤リンは化合物半導体の材料などとして活用されている。同社の2022年1月6日午後の時点の発表によると、社員2名が負傷したほか、工場内の高純度赤リンの生産棟の外壁などのほか、一部の設備が損壊したという。

なお、同社では、高純度赤リン以外の製品の供給については影響がないとしているものの、高純度赤リンの供給への影響については現在、調査中としている。また、爆発の発生原因などについても、現在調査中としている。