Intelが7月22日(米国時間)に発表した2021年第2四半期(4~6月期)決算概要によると、売上高は前年同期比でほぼ横ばい(微減)の196億3100万ドル、純利益は同1%減の50億6100万ドルだった。わずかとはいえ、4四半期連続で減収減益を記録しており、絶好調が続く半導体業界において出遅れる格好となっている。

ただし、非GAAP売上高では同2%増の185億ドルとなり、これについて同社CEOのGelsinger氏は、「業務が改善し、顧客が我々の製品を継続して選択していること示している」と説明している。米国の一部の経済メディアはアナリストの予測平均(売上高が178億ドル、純利益が42億ドル)より好業績だったとしているが、同社の株価は、業績発表直後から翌日にかけて6%以上急落する結果となっている。

PCは好調も、データセンター向けで苦戦

非GAAPの売り上げを部門別に見ると、PCを主体とする「クライアントコンピューティンググループ(CCG)」が同6%増の101億900万ドル、営業利益も同32%増の37億6000万ドルとなった一方、「データセンターグループ(DCG)」の売上高は同9%減の64億5500万ドル、営業利益も同37%減の19億4100万ドルとなり、対照的な結果となった。

このほか、IoTグループの売上高は同47%増の9億8400万ドルで、車載システムを手掛ける子会社であるMobileyeの売上高は同124%増の3億2700万ドルと好調もであったとしている。

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    Intelの2021年第2四半期業績概要 (出所:Intel)

また、第3四半期のガイダンスとしては、売上高が191億ドル(非GAAP売上高では182億ドル)と第2四半期比でマイナス成長を見込んでいるが、2021年通年の売上高見通しは776億ドル(非GAAP会計では735億ドル)程度と4月時点の見通しから10億ドルほど上方修正している。

世界的な半導体不足はいつまで続く?

同社のGelsinger CEOは、決算発表の場にて「2021年後半には半導体供給不足が底を打つと考えているが、デジタル化による需要増に供給が追いついておらず、自動車など各産業への影響が長期化する恐れがあり、世界的な半導体の供給不足が完全に解消するには、さらに1~2年程度かかる」との見方を示している。

また、一部で報道されているGlobalFoundries(GF)買収の可能性については、「憶測に対して具体的なコメントはできない。我々のファウンドリビジネスの顧客になると100を超える企業が名乗り出ており、期待の高さを感じている。現時点では、ファウンドリビジネスにおいてM&Aが重要であるとは言えないが、それを排除することもしてはいない」と答えている。