PRコンサルティングサービスを手掛ける井之上パブリックリレーションズ(井之上PR)は4月28日、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、企業や組織による関連情報発信および情報収集について、危機管理広報の視点から基本的な考え方や手順をまとめた「新型コロナウイルスに関する危機管理広報初動マニュアル」を作成、社会に対するPR支援の一環として、企業や組織の広報担当者向けに無償提供を開始したことを発表した。

同マニュアルは、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中にあって、何が適切な情報発信なのかに悩む企業や団体、各種組織の広報担当者に向けて、信頼できる正確な情報をどのようにして掴むかといったことや、新型コロナウイルスに対する基本的な広報対応、組織を守るために必要となる3つのキーワード、対外的な広報活動、従業員に感染者が発生した際の広報対応、メディア対応など、さまざまな新型コロナウイルスに関する危機管理広報の手順や考え方の参考例がまとめられたものとなっている。

また、同マニュアルについては、社会情報大学院大学の教授でリスクマネジメント/リスクコミュニケーションの第一人者である白井邦芳氏が監修を行っているという。

入手方法は同社Webサイトにアクセス。メールアドレスや氏名、所属先名、所属先WebサイトURLなど必要事項を記入することでPDFとしてダウンロードできる。

なお、新型コロナウイルスに関する情報は日々更新されていることもあり、同マニュアルも、そうした状況の変化などに併せてアップデートが行われていく予定だという。

  • 危機管理広報初動マニュアル

    新型コロナウイルスに関する危機管理広報初動マニュアルの表紙