東京外国語大学(外語大)、東京農工大学(農工大)、電気通信大学(電通大)の三大学は、3月24・25日の1泊2日の日程で、文理協働型グローバル人材育成に向けて、高校生を対象とした「文理協働型高大接続教育プログラム」を開催することを発表した。

  • 2017年3月に実施した「高校生グローバルスクール」での集合写真(東京 外国語大学にて)

    2017年3月に実施した「高校生グローバルスクール」での集合写真(東京 外国語大学にて)

上記の三大学は、高度な専門性を基盤として、従来の文系や理系の枠組みを超えた文理協働によりグローバル社会の抱える課題の解決に取り組むことのできる 「文理協働型グローバル人材」を育てることを目標に掲げた。

三大学の学部学生・大学院生が分野の枠組みを超えて学び、異なる専門分野を持つ学生が協働して課題解決に取り組む実践的な教育を実施しているほか、高校生を対象として、文理協働の学びを体験する文理協働型高大接続教育プログラムとして「高校生グローバルスクール」を開催している。

2018年春季の高校生グローバルスクールは、来る3月24〜25日の1泊2日の日程で全国から高校1年生・2年生の42名を迎え、三大学を会場として開催される。今回のテーマは,2015年の国連のサミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」から「貧困をなくそう(No Poverty)」が 選ばれている。高校生は三大学の講義と演習を受講し,グループで協働して貧困問題の解決の可能性について話し合う。 三大学は、今後とも連携を基盤とした文理協働型グローバル人材育成を目指し、学部・大学院教育とともに高大接続教育を推進していくとしている。