PTCは1月11日、自動車業界向けに次世代のクルマづくりを支えるため、現在利用中のソフトウェア資産のサブスクリプション・ライセンスへの移行契約と、開発・生産業務システム基盤として、IoTアプリケーション「ThingWorx」のライセンス契約の提供に注力すると発表した。

PTCは、同社が考える次世代のクルマづくりの環境が、これまでとは比較にならない程のスピードと規模で変化しているとし、これを実現するために、サブスクリプション・ライセンス体系への移行により、環境や需要の変動に対応といったさまざまな変化に対応するとともに、情報システムのより効率的な活用を実現をめざす。

同社は2002年より、トヨタ自動車にエンジン・ユニットにおける開発・生産の効率化、品質向上を目的に、3次元CADソフトウェアであるCreoおよび製品ライフサイクル管理ソフトウェアであるWindchillを提供し、いち早くサブスクリプション・ライセンス体系へ移行契約を締結していた。

今後は、トヨタグループにおける「仕事の進め方改革」の礎とすべく、トヨタ自動車および同社海外拠点、グループ企業に対しても、柔軟性が高く変化対応に強いサブスクリプション・ライセンス体系の展開を進めていくという。

また、PTCは、価値観の多様化やライフスタイルの変化、環境問題への早急な対応をはじめ、IoTやAIといった情報化技術のめざましい進歩などの環境変化に対して、企業が迅速に対応することが急務だと考えているという。これに対しPTCは、システム間の連携を容易にするソリューションや生産設備の稼動監視・予兆保全システムのソリューションを提供する次世代のIoTアプリケーションThingWorxの自動車業界での活用を推進するとともに、ThingWorxの評価を開始したトヨタ自動車へも強力に支援していく。

「ThingWorx」は、システム間の連携を容易にするソリューションや生産設備の稼動監視・予兆保全システムおよびデジタルとフィジカルの融合を実現するARを包括し、インダストリアルIoTプラットフォーム(IIoT)に期待される以上のツールを提供している。PTCは、激しい変革の波にある自動車業界において、実績ある同プラットフォームの提供を推進していくとしている。

PTC社長兼最高経営責任者(CEO)のジム・ヘプルマン(Jim Heppelmann)は、次のように述べている。「運営効率を向上させ、モノのインターネットの価値を享受するため、世界中のグローバル企業に、PTCのインダストリアル・イノベーション・プラットフォームThingWorxを活用頂いていることを嬉しく思います。PTCの持つこれら技術とリソースをもって、トヨタ自動車が目指す“もっといいクルマづくり”を継続的に支援します」