島津製作所は、今後の業績向上にともなう増産に対応するため、フィリピンの製造子会社であるSHIMADZU PHILIPPINES MANUFACTURINGの基板製造ラインを増設し、同社における基板生産高を、2019年度に現在の2倍である18億円にまで引き上げると発表した。また、2019年度までの3年間累計で3.5億円のコストダウンを図る。

島津製作所は、2017年4月にスタートした中期経営計画において、2019年度4,000億円以上の売り上げを目指している。この売り上げ増に対応するため、グローバルでの生産能力を引き上げる必要があり、今回、日本国内に比べ製造コストが有利なフィリピン工場を拡張し、プリント基板製造ラインを増設するに至ったという

なお、増設に至ってはすでに隣接する建物(建物面積3,700m2)を購入しており、8月に引き渡し済み。投資額は3億7,300万円で、2016年度は86名であった人員を、2019年度には人員を128名に増やすとしている。