NECとMITシステム研究所は11月14日、コンタクトセンターソリューションの提供に関し協業を開始すると発表した。

コンタクトセンターは、カスタマーエクスペリエンス(顧客経験価値)の向上に重要な役割を持つとされ、企業と顧客を直接的につなぐ重要なコミュニケーション拠点として重要な役割を担っているという。加えて、コンタクトセンターには「効率と品質の両立」「コスト削減と顧客満足度向上」、さらには「経営の貢献」という命題が求められおり、マルチチャネル/オムニチャネルへの対応、AI技術など、さまざまな最新ICT技術を活用したシステム構築が必要になってきている。

NECでは、「UNIVERGE SV9500」や「Aspire UX」などのビジネスコミュニケーション製品や、「UNIVERGE ContactCenterシリーズ」などのCTI製品を提供し、数多くのコンタクトセンターシステムの導入実績を有している。

また、MITシステムはコンタクトセンターCRMソフトウェア「Quick CRM」やプレディクテイブダイアラー「QuickeDialer」などを開発し、テレマーケティング・エージェンシーをはじめ企業内コンタクトセンターへの豊富な導入実績を有しているという。

NECは、コンタクトセンター業務向けアプリケーションの更なる拡充を目的とし、MITシステムのCRM製品「Quick CRM」の販売を開始することにより、コンタクトセンター向けのトータルソリューションを提供すると発表。また、自社で持つAI技術、ネットワーク・セキュリティソリューション、IoTサービス基盤とも連携した新しいソリューションを順次開発・提供していく。

「Quick CRM」機能イメージ図

MITシステムは、自社の製品をベースにNECの製品、サービスと連携した最適なソフトウェアを開発、提供。今後、NECが開発する新しいソリューションへも協力を行っていくとした。