伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は4月16日、米Anthropicと「Anthropic Authorized Reseller Program for Amazon Bedrock」のリセラー契約を締結し、AWSの生成AIプラットフォーム「Amazon Bedrock」を通じて「Claude」を提供すると発表した。企業のセキュリティポリシーに応じた柔軟かつ高度なセキュリティ環境を実現できる点を特徴とし、生成AIと自社データを組み合わせたアプリケーション開発を行う企業向けに展開する。1年間で200社への導入を目指すとしている。
近年は、設計書作成や社内問い合わせ対応などで生成AIの実務活用が進む一方、機密情報の扱いや業務システムとの安全な連携が課題になっているという。
今回提供するClaudeは、顧客のセキュリティポリシーに応じた柔軟で堅牢なインフラ設計や既存システムとの連携に対応できる点が特徴で、高度な読解、文書作成、分析業務に強みを持つ。大規模な設計書や契約書、複雑な社内規定などを一括で読み込み、複数資料間の矛盾検出や、大規模マニュアルを俯瞰したAIエージェントやアプリケーションの開発など、専門性の高い業務の基盤として活用できる。
CTCは、AWSの設計、構築から運用、保守までを支援する「CUVIC on AWS」を通じて企業向けクラウド基盤の導入・運用実績を持つほか、AWSの「Premier Tier Services Partner」としてAWS環境への移行も多数手がけてきたという。近年は、AI活用の「Data & AI Offering Suite」や、自社のシステム開発現場でClaudeを活用した「AI駆動開発ガイドライン」の策定も進めている。
今後は製造業の設計文書確認や技術情報の体系化、金融業の規制対応文書の点検など、専門性の高い業務領域への適用拡大を目指すとしている。
