サーモフィッシャーサイエンティフィック(サーモフィッシャー)は8月31日、研究機関やバイオバンク向けの超低温フリーザ製品「Thermo Scientific TSX」を日本国内において発売した。

従来の超低温フリーザでは、一定の速度で運転するコンプレッサが継続的にオンとオフを繰り返して温度制御を行うため、フリーザの扉の開閉により温度が上昇し、設定温度までの復帰に時間を要するという問題があった。

同製品は、独自のV-Drive技術を採用しており、安定した条件下では、低速で動作して均一温度を保ちながらエネルギー消費量を抑えるよう設計されている。一方、扉の頻繁な開閉が生じたときやフリーザにサンプルが収納されたときなどには、制御システムがその動作を検出し、駆動速度を上げて短時間で設定温度に復帰可能。さらに、従来の超低温フリーザと比べて最大で20倍の静音性を実現している。

また、ノンフロン冷媒を使用しているため、環境への影響が少なく、高い冷却効率が確保されており、従来の冷媒を使用した超低温フリーザよりもエネルギー使用量を最大で50%削減できる。これに加え、水で発泡する水泡性断熱材が使用されており、ウレタン断熱材を使ったフリーザに特有のガス放出を伴わないというメリットがあるほか、一般的な100V電源で動作するため、日本全国どこでも使用することが可能となっている。

超低温フリーザー製品「Thermo Scientific TSX」