米ON Semiconductorの日本法人であるオン・セミコンダクターは2月29日、1.2メガピクセルCMOSイメージセンサ「AR0135」を発表した。

同製品は、自動車用イメージング、高速バーコードスキャン、仮想現実や3D感知などのアプリケーション用に設計された1/3インチ1.2メガピクセルのイメージセンサ。新しいグローバルシャッタ・ピクセル設計が組み込まれており、前世代の製品と比較して、1/10の暗電流と4倍のシャッタ効率を実現。解像度は1280x960で、フル解像度で毎秒54フレーム(fps)、720pで60fpsをキャプチャする。

また、外部のLED光源の制御を簡素化するために使用する専用のFLASHおよびTriggerピンを含め、システム制御全体を向上させるための機能が組み込まれている。さらに、オンチップ温度センサと統計エンジンにより、カメラシステムの診断/制御能力が向上。パラレルとシリアル(4レーンのHiSPiインターフェースによる)出力に対応している。

「AR0135」はいずれも、BGA-64パッケージまたはベアダイで提供される。現在、サンプル出荷中で、2016年第3四半期に量産が開始される予定。