すっかり秋めいた今日この頃。秋といえば過ごしやすい気候もあってか「食欲」「スポーツ」などいろいろとトライしたい事柄は多いものですが、「芸術の秋」というのも大きな要素。

東京都内では、10月末から11月初旬にかけて、デザイン・アート関連の大きなイベントが複数開催されます。ここでは、東京都内で行われている秋のデザイン・アート関連イベント見どころをまとめて紹介します。

TOKYO DESIGN WEEK(東京デザインウィーク)

あす10月24日から開催される「TOKYO DESIGN WEEK(東京デザインウィーク)」(以下、TDW)は、定期的に開催されている、秋のデザイン・アートイベントの中心的存在。会場のみならず、近隣店舗なども巻き込んだ一大イベントです。2014年までは「東京デザイナーズウィーク」という名称で展開していたので、そちらの方が耳慣れている人も多いかもしれません。

今年は草間彌生氏ら有名クリエイターが"浮世絵師"になる「浮世絵展」、近年画業でも活躍する芸人・キングコング 西野亮廣氏の「西野アトリエ&カフェ」など著名人を中心とした企画のほか、「Creative life展示」「100人展」「コンテナ展」などの特集ブースに、気鋭のクリエイターや企業の最新プロダクトなどが多数集結します。

日程:10月24日~11月3日まで
(前半:10月24、25、26、27、28日/後半:10月30、31日、11月1日、2日、3日)
※10月29日(木)は終日閉場
時間:11:00~21:00(最終日は20:00まで)
会場:明治神宮外苑絵画館前
入場料:当日券3,000円、前売り券2,500円1

AnyTokyo

TOKYO DESIGN WEEKはいまや定番となった感のある催しですが、近年立ち上がった新イベントが「AnyTokyo」。"これからのデザイン・アイデア"を紹介する催しで、会場が浜松町エリアの増上寺だというのが大きな特徴。最新のデザインプロダクトがお寺の中で一覧できる、神秘的な空間となっています。

TDWと比べるとデジタル寄りの作品が多く集まる傾向にあり、クラウドファンディングで多額の支援を集めて話題となったソニーのウェアラブル端末「wena wrist」をはじめ、iPhoneで操作可能なヒーター内蔵アウター「MINOTAURIO COLLECTION」、ユーザーが自由に"染色"できるプラスチック製品「Dye It Yourself」など、これから先の未来を予見させるような、カッティングエッジなモノゴトが展示されます。

日程:10月24日~11月3日まで
時間:11:00~20:00
会場:増上寺(光摂殿)
入場料:無料

Tokyo Midtown DESIGN TOUCH

最後に紹介するのは、六本木の代表的な商業施設・東京ミッドタウンが2007年より開催しているデザイン・アートイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」。

今年のメイン展示は建築家・隈研吾氏が手がけた巨大な「つみき」の広場。視線でフォントを生み出す「eyeFont」も体験可能。そのほか、これまでも多数の受賞作が商品化を果たしているアート・デザインのコンペ「Tokyo Midtown Award」の発表も同イベント期間中に行われ、会場では受賞作が展示される。

日程:10月16日~11月3日まで
※展示時間は商業施設ないしは美術館に準じる。詳細は同イベントWebにて。
会場:東京ミッドタウン
入場料:無料(一部企画展等に有料の部分あり)


秋のデザイン・アートイベントは、この1年話題になったトレンドや製品、あるいはまだ世に知られる前の魅力的なモノゴトなどが、これらのイベントにて一堂に会する絶好の機会。クリエイターたちの発想の結晶を見て刺激を受けに、街中に繰り出してみてもいいかもしれません。