J.D. パワー アジア・パシフィックは4日、2014年日本法人向けIP電話・直収電話サービス顧客満足度調査の結果を発表した。それによると、総合満足度は、KDDIが総合満足度スコア633ポイントで2年連続で第1位となった。

同調査は今年6月に全国の従業員数100名以上の企業2万社に郵送にて行われ、1283社から回答を得た。

IP電話・直収電話サービスのうち、050番号タイプのIP電話や直収電話サービスの利用率は減少傾向にあるが、03や06等の市外局番で始まる0AB~J番号タイプのIP電話を利用している企業はこの3年で増加。一方で、0AB~J番号タイプIP電話の満足度は昨年からやや低下が見られている。

これは利用期間が2年を超える中期・長期利用企業において、「サービス内容/品質」ファクターに対して"普通"という評価が増えていることが原因と見られ、同社では音声品質面やサービスメニュー等に対する一種の"慣れ"が発生していると推測している。また、同一事業者の携帯電話サービスも利用している企業の場合、コスト面や営業対応面の満足度も高い傾向があるという。

顧客満足度ランキング(1,000ポイント満点)

IP電話・直収電話サービスの総合満足度は、KDDIが総合満足度スコア633ポイントで2年連続で第1位。第2位はNTT東日本(同616ポイント)、第3位はソフトバンクテレコム(615ポイント)となっている。KDDIは「サービス内容/品質」の評価が最も高い他、「営業・導入対応」および「コスト」についても高い評価を得ている。