NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]にて、現代のメディア環境における多様な表現を紹介する展覧会「オープン・スペース 2013」が開催される。開催期間は5月25日~2014年3月2日まで、開場時間は11:00~18:00。入場無料。

ティル・ノヴァク「遠心力体験装置」2011年

八谷和彦「見ることは信じること」1996年 撮影:大島邦夫

同展は、メディア・アートにおける代表的な作品や先端技術を取り入れた作品、批評的な観点を持つ作品、さらに研究機関で進行中のプロジェクトなどを、作品の理解を助ける解説とともに展示する展覧会。2006年のスタートから、幅広い観客層に向けて無料で公開している。

今回のみどころは、プラプラックスの「心象自然研究所」、和田永(Open Reel Ensemble)の「時折織成 ver.2 -落下する記録」などの新作のほか、7つの架空の遊園地のアトラクションを、設計図とCG合成による映像で表現したティル・ノヴァクの「遠心力体験装置」、八谷和彦の特殊コミュニケーション・ツール「見ることは信じること」、画像認識技術を使って、中の人がまばたきした瞬間にシャッターが切られる鈴木康広の「まばたき証明写真」など、おなじみの作品も見られることだ。

なお、5月25日にノヴァ・ジャン、中ザワヒデキがそれぞれトークイベントを、5月26日にはOpen Reel Ensembleのパフォーマンスが行われる。参加費は無料で、いずれも当日先着順(定員150名)。トークイベントはRealPlayerUstreamによるインターネット中継も予定されている。