メディアグローブIIIの投映イメージ画像

コニカミノルタプラネタリウムは8月6日、チリ共和国サンペドロ・デ・アタカマ市に、小型全天周デジタル映像投映システム「メディアグローブIII」を寄贈することを発表した。同社は、5月に開業した東京スカイツリータウンのプラネタリウム「"天空" in 東京スカイツリータウン」の運営も行っている。

今回寄贈されるメディアグローブIIIは、小型ドームスクリーンに対応したデジタルプラネタリウム。全天周のデジタル映像をドーム全体に映し出すことができ、単眼投映方式によってコンパクトな本体設計ながら高い解像度が特徴で、国内外の多くのプラネタリウム施設に導入されている。

寄贈先となるサンペドロ・デ・アタカマ市は、南米アタカマ砂漠のチャナントール山のふもとに位置する都市。チャナントール山では、東京大学天文学教育研究センターが中心になって、ダークエネルギーや銀河・惑星の起源など天文学の最新トピックスを解明すべく、世界最高水準の赤外線望遠鏡を建設する東京大学アタカマ天文台計画(TAO計画)が進められている。

同社はTAO計画の協力企業であり、2010年にはTAO計画を題材としたプラネタリウム作品「遥かなる銀河へ TAO計画が迫る最新宇宙」を制作している。