TISとインテックは4月19日、Webサイトの会員登録時に携帯電話やスマートフォン固有の電話番号を利用して、本人認証の信頼性を高める「携帯電話認証サービス」をクラウドサービスとして提供を開始したと発表した。

同サービスは、ユーザーがWebサイトで会員登録をした時に入力した携帯電話番号が確実にそのユーザーのものであることを担保する仕組み。この仕組みを導入した会員制Webサイトやソーシャルメディアでは、実在する電話番号と紐付いていないアカウントの登録を防止することが可能になる。

これにより、本人認証の信頼性を高めて、複数アカウントの作成やなりすまし、ステルスマーケティングなど、サイトの信頼性を低下させる行為を抑制できるとしている。

同サービスは、既存のWebサイトにAPIを組み込むクラウド形式で提供される。

サービスの概要図。Webサイトに登録する際、認証用の電話番号が表示され、登録者が認証用電話番号に電話をかけることで登録しようとしている電話番号と照合される