アドビ システムズは、2012年度第1四半期(2011年12月3日から2012年3月2日)の決算を発表した。本四半期の利益は堅調に伸びたことから、目標範囲内の売上を達成したという。

今回発表された主な業績データは以下のとおり。

  • 売上は10億4,500万米ドル(2012年1月に買収を完了したEfficient Frontier社の売上960万ドルを含む)
  • GAAPベース希薄化後1株当たり利益(EPS)は、0.37米ドル。Non-GAAPベース希薄化後1株当たり利益(EPS)は、0.57米ドル
  • GAAPベース営業利益は2億8,900万米ドル、純利益は1億8,520万ドル
  • Non-GAAPベース営業利益は3億8,670万米ドル、純利益は2億8,450万米ドル
  • 繰延収益は、前四半期比1,730万米ドル増の5億4,900万米ドル
  • 営業キャッシュフローは3億1,440万米ドル

なお同社は、近く発売予定の「Adobe Creative Suite」および「Adobe Creative Cloud」に対する関心の高まりとEfficient Frontier社の買収に伴い、2012年度の年間売上目標とNon-GAAP利益の目標成長率を引き上げたという。発表によると、同社は2012年度第2四半期の売上目標を、10億9,000万米ドルから11億4,000万米ドルに設定。また、2012年度の年間売上成長率については、4%~6%から6%~8%に引き上げている。