Texas Instruments(TI)は、自社のMCU向けに提供するZigBeeのProtocol Stack「Z-Stack」のバージョン2.5.0がZigBee Allianceの定めるSmart Energy 1.1 profileのCertificationを取得したことを発表した。同Z-Stack 2.5.0は、TIが提供するすべてのZigbee準拠のハードウェアプラットフォームで、ロイヤリティ無しに利用することが可能である。

ZigBeeのSmart Energy 1.1 profileはHAN(Home Area Network)で利用する機器向けであり、TIによれば産業用のモニタ/制御、スマートメーター、ビル管理など多くの用途に適しているとしている。アプリケーション開発者はZ-Stack 2.5.0を利用することで、簡単に省電力性に優れたZigBee機器を開発できるとTIは説明する。

また、Z-Stack 2.5.0はZigBee 2007のSpecificationに準拠しており、ZigBeeとZigBee PROの両方の機能を利用できる。TIはMSP430 MCU+CC2520トランシーバ、それとStellaris Cortex-M MCU+CC2520トランシーバの2種類のZigBee対応プラットフォームを提供している。

なお、Z-Stack 2.5.0はすでに同社Webサイトから無償で入手可能となっている。