The GNOME Communityは9月24日(世界協定時)、オープンソースの統合デスクトップ環境「GNOME」の最新版「GNOME 2.28」をリリースした。ベースとなっているツールキットはGTK+ 2.18。バージョン2系ではあるものの、今回の版は次のメジャーアップデート「GNOME 3.0」へ向けた"プレビュー版"という色合いが強く、意欲的な改善が随所に見られる。

GNOME 2.28における最大の特徴は、"GNOME BlueTooth"モジュールの採用だ。これにより、数多くのBlueToothデバイスがサポートされ、たとえば携帯電話経由でインターネットに接続することも可能になる。

その他、メインのアプリケーションにも数多くの改良が加えられている。IMクライアントの"Empathy"は、ドラッグ&ドロップで簡単にコンタクトリストを操作できるようになったほか、リモートデスクトップビューア"Vino"を経由して、チャット相手とデスクトップ環境を共有することも可能になっている。また、Webブラウザの"Epiphany"は、レンダリングエンジンをGeckoからWebKitに変更し、パフォーマンスの向上が図られている。

次のメジャーアップデートとなる「GNOME 3.0」になるのは、半年後の2010年3月にリリースが予定されている「GNOME 2.30」か、もしくはその次の「GNOME 2.32」のどちらかと言われている。決定は11月ごろになされるという。

GNOME 2.28