H3Cテクノロジージャパンは7月22日、多ポート10Gイーサネットスイッチ 「H3C S5800」シリーズと、40Gbps/100Gbpsイーサネットに対応可能なコアスイッチ「H3C S12500」シリーズを発表した。
「H3C S5800」シリーズは、ネットワークのエッジからアグリゲーション、コアおよびデータセンター向けの10Gbイーサネットスイッチで、S5800/S5810/S5820の3種類のファミリーで合計9モデルがある。
スイッチを相互接続して1つの論理スイッチとして動作させることができるH3Cの仮想シャーシ・ソリューションであるIRFバージョン2に対応しており、4台スタックすることで10Gbイーサネットを最大88ポート、もしくはGbイーサネットを最大280ポート提供する論理的に1台の仮想スイッチを構成できる。
そのほか、電源ユニットは2重化され、交換可能モジュラー型コア・プラットフォームで採用されているほか、セキュリティ機能では、L2からL4レベルでのアクセス制御(ACL)、IPアドレス/MACアドレス/ポート番号のバインディング機能、DoSアタック防御機能、uRPF(不正送信元IPアドレスからのアタック防御)、802.1x/MACアドレス認証(ユーザ認証)、SSH(CLIアクセス)、SSL/HTTPS(Webベース管理)、SNMPv3などがサポートされる。
S5800シリーズモデル及び構成
| モデル | 構成 |
|---|---|
| S5820X-28S | 24 x 10ギガビットポート(SFP/SFP+)、4 x 10/100/1000BASE-Tポート、デュアル電源、IRF対応、1U サイズ |
| S5820X-28C | 14 x 10ギガビットポート(SFP/SFP+)、4 x 10/100/1000BASE-Tポート、 2 x 拡張スロット (2もしくは4 x 10ギガビットポート・モジュール)、 1 x OAAモジュール・スロット、デュアル電源、IRF対応、2U サイズ |
| S5800-60C-PWR | 48 x 10/100/1000BASE-Tポート(PoE対応)、4 x ギガビットポート (SFP)、2 x 拡張スロット (2もしくは4 x 10ギガビットポート・モジュール、16 x ギガビットポート・モジュール)、1 x OAAモジュール・スロット、デュアル電源、IRF対応、2U サイズ |
| S5800-56C-PWR | 48 x 10/100/1000BASE-Tポート(PoE対応)、4 x 10ギガビットポート(SFP/SFP+)、1 x 拡張スロット (2もしくは4 x 10ギガビットポート・モジュール、16 x ギガビットポート・モジュール)、IRF対応、1U サイズ |
| S5800-56C | 48 x 10/100/1000BASE-Tポート、4 x 10ギガビットポート (SFP/SFP+)、 1 x 拡張スロット (2もしくは4 x 10ギガビットポート・モジュール、16 x ギガビットポート・モジュール)、IRF対応、1U サイズ |
| S5800-32C-PWR | 24 x 10/100/1000BASE-Tポート(PoE対応)、4 x 10ギガビットポート(SFP/SFP+)、1 x 拡張スロット (2もしくは4 x 10ギガビットポート・モジュール、16 x ギガビットポート・モジュール)、IRF対応、1U サイズ |
| S5800-32C | 24 x 10/100/1000BASE-Tポート、4 x 10ギガビットポート (SFP/SFP+)、1 x 拡張スロット (2もしくは4 x 10ギガビットポート・モジュール、16 x ギガビットポート・モジュール)、IRF対応、1U サイズ |
| S5800-32F | 24 x ギガビットポート(SFP)、4 x 10ギガビットポート (SFP/SFP+)、1 x 拡張スロット (2もしくは4 x 10ギガビットポート・モジュール、16 x ギガビットポート・モジュール)、IRF対応、デュアル電源、1U サイズ |
| S5810-50S | 48 x 10/100/1000BASE-Tポート、2 x ギガビットポート(SFP)(コンボ)、2 x 10ギガビットポート (SFP/SFP+)、デュアル電源、1U サイズ |
価格は、S5800が128万円から、S5810が199万円から、S5820が269万円からとなっており、出荷開始は9月を予定している。
一方「H3C S12500」シリーズは、40Gbps/100Gbpsにも対応できる、10Gbイーサネットを最大512ポート実装可能なデータセンター、大規模企業向けのコアスイッチとして設計されている。
性能および容量の違いにより、S12508、S12518の2モデルからあり、8スロット・シャーシのS12508は、3.06Tbpsのスイッチング容量と、960Mppsの転送能力、18スロット・シャーシのS12518は、6.6Tbpsのスイッチング容量と、2,160Mppsの転送能力を有する
S5800シリーズと同様、IRFテクノロジーに対応しており、すべてのコンポーネントがホットスワップ可能となっている。10ギガポートあたり平均で256MBのバッファを提供し、200msecのバースト・トラフィックに対応可能となっている。
H3C S12508シャーシ、10Gイーサネット 64ポート実装、完全冗長構成の参考価格は4660万円となっており、9月から出荷が開始される予定だ。
4月に社長に就任したH3C テクノロジージャパン 代表取締役社長 久保田則夫氏は、「H3C テクノロジーは、これまでL2のエッジメーカーというイメージが強かったが、現在のポートフォリオではITインフラ全体をサポートできる会社となっており、ユーザーにそのイメージを定着させたい。これまでは、政府系や大学を中心に展開してきたが、エンジニアをサポートし、パートナーが働きやすい環境を整え、新しいチャネルを構築し、日本のL2/L3市場において3年後に10%のシェアを獲得したい」と述べた。