道路工事などで車両通行を片側交互通行に制限する場合、区間の前後に警備員を配置して交通誘導を行うのが一般的である。1つの現場で常時最低2人を配置する必要があるうえ、交代要員の確保も欠かせない。近年は夏季の猛暑による熱中症対策が義務化され、より短時間での交代が求められるようになった。こうした状況を踏まえ、交通誘導業務を支援するソリューションへのニーズが高まっている。刻々と変化する交通状況に対応し、柔軟な誘導を実現する手段として、サテライトオフィスグループのサテライトソリューションズは「サテライトAI・交通誘導AIシステム ゆうどうくん」を提供している。
人手不足で工事が停滞――AIが担う現場支援の新たな選択肢
世の中全体の課題として、人手不足への対応が大きく注目されている。とりわけ、AIを活用した業務効率化や代替手段により、限られた人員でも業務を回せるソリューションへの期待は高まっている。
AI活用といえばデスクワーク領域の事例が先行する印象があるが、実際にはその適用範囲は広い。工事現場における交通誘導も、AI活用が進み始めている分野の一つだ。 道路工事などで車両通行を片側交互通行に制限する場合、区間の前後に警備員を配置して交通誘導を行うのが一般的である。1つの現場で常時最低2人を配置する必要があるうえ、交代要員の確保も欠かせない。近年は夏季の猛暑による熱中症対策が義務化され、より短時間での交代が求められるようになった。
さらに交通誘導員は、死亡事故を含む重大な事故に巻き込まれるリスクも高い。誘導を無視した車両との接触事故などが多く報告されている。過酷な労働環境に加え、安全面でのリスクも高いことから人手不足は深刻化しており、必要な人員を確保できず工事が進まないケースも発生している。とりわけ山間部を含む地方では、その傾向が顕著だ。
こうした状況を踏まえ、交通誘導業務を支援するソリューションへのニーズが高まっている。刻々と変化する交通状況に対応し、柔軟な誘導を実現する手段として、サテライトオフィスグループのサテライトソリューションズは「サテライトAI・交通誘導AIシステム ゆうどうくん」を提供している。
AIによるリアルタイム判断で、交通誘導の安全性と省人化を両立
「サテライトAI・交通誘導AIシステム ゆうどうくん」は、大型ディスプレイに検知カメラを組み合わせたディスプレイユニットと、制御を担うリーダーユニットを組み合わせて利用するシステムだ。
たとえば、直線的な工事区間で片側交互通行の誘導を行う場合、区間の両端にディスプレイユニットを、中央部にリーダーユニットを設置する。ディスプレイユニットに搭載された検知カメラが車両を検知し、AIが車種や台数を読み取ってリーダーユニットへ送信。リーダーユニットは、両端で待機している車両の台数や待機時間などをもとに状況を判断し、その結果に応じてディスプレイユニットに「進め」「止まれ」といった指示を表示する。指示は突然切り替わるのではなく、黄色信号に相当する表示も用意されているため、ドライバーも余裕を持って対応しやすい。
AIが現場の状況をリアルタイムに判断して誘導を行うことで、警備員が現場に立って直接誘導する必要はなくなる。ただし、法的には交通誘導員ではなく、工事のための付帯装置として位置付けられるため、実際の現場では監視と最終判断を担う人員が必要となる。それでも、ユニットの横に立ち続ける必要はなく、近くの建物内など比較的快適な場所から、スマートフォンのようなリモコンユニットで稼働状況を確認できるため、現場負担は大きく軽減される。
また、監視担当者はディスプレイユニットに表示する指示を必要に応じて変更することも可能だ。たとえば、緊急車両が接近した際に双方の車両を停止させて通行させる、工事車両を優先的に通すといった操作にも対応できる。信号を無視する車両が発生した場合や、各機器の異常を検知した場合にはリモコンユニットに通知されるため、担当者が速やかに対応できる点も特徴である。
完全にAI任せにするのではなく、AIによる状況判断と人による最終確認・対応を組み合わせることで、省人化と安全性の両立を図れる。人手不足が深刻化する工事現場において、交通誘導業務の負担を軽減しながら円滑な現場運営を支える仕組みが、「サテライトAI・交通誘導AIシステム ゆうどうくん」には備わっている。
ローカルWi-Fi構成により、山間部やトンネル内、災害現場でも活用可能
ハードウェア面にも特徴がある。ディスプレイユニットやリーダーユニットなど、システムを構成する機器類は量産品を組み合わせたものではなく、専用に製造されたハードウェアだ。元富士通子会社の高い技術力を持つ工場と提携し、高品質な専用ハードウェアを採用している。
その結果、ディスプレイユニットとリーダーユニットはIPX3相当の防水性能を備え、雨天時でも問題なく利用できる。対応温度はマイナス10度から60度までと幅広く、過酷な屋外環境にも対応する。(実証実験ではマイナス27度まで動作確認済)各ユニットに組み込まれたPC部分は高温の影響を受けやすいが、防水性を確保しながらPC部分に送風して温度上昇を抑える構造を採用している。
さらに、ディスプレイユニットは1台あたり約60kgと、現場で扱いやすい重量に抑えられている。2人いれば車両への積み下ろしが可能で、トラックではなく一般車両でも2台を運搬できるため、多様な現場へ迅速に配備しやすい点も強みだ。
最大の特徴は、各ユニット間の通信をインターネット経由ではなく、ローカルWi-Fiで構成していることにある。山間部やトンネル内など、インターネット接続が難しい工事現場でも、ローカルWi-Fi環境を構築できれば問題なく利用できる。利用開始時のみ、リモコンユニットはインターネット経由でログインする必要があるが、あらかじめインターネットにつながる場所でログインしてから現場へ向かえば運用上の支障はない。
主な用途としては、公道工事における片側交互通行の誘導が想定されるが、活用範囲はそれにとどまらない。私有地内や屋内での利用、徒歩人員の誘導にも対応できる。インターネット接続に依存せずローカルWi-Fiで運用できるため、通信環境が不安定な大規模会場や災害現場などでも活躍が期待される。
頻繁なアップデートで、現場要望や運用環境の変化にも迅速対応
ソフトウェア面にも多くの強みがある。まず挙げられるのが、現場に応じた柔軟な設定に対応できる点だ。道路工事現場での交通誘導においても、直線道路での片側交互通行だけでなく、ディスプレイユニットを追加することで支線のある環境にも対応できる。
規制区間内に丁字路などの枝道がある場合はもちろん、民家や駐車場の出入口が含まれる場合にも運用可能だ。工事現場へ出入りする車両への対応など、単純に一本道を通過させるだけではない複雑な現場環境にも適用できる。
また、AIによる判断で誘導指示を行うだけでなく、一定時間ごとに表示を切り替える運用にも対応している。これは、雨天時の夜間など、映像から十分な情報を取得しにくい環境で特に有効だ。
ソフトウェアは継続的に更新される仕組みになっており、リモコンユニットをインターネットに接続することで、随時最新版へアップデートできる。
たとえば、一定時間で表示を切り替える運用モードは、実際の導入現場で寄せられた課題をもとに追加された機能だ。雨天時の夜間は路面反射が激しく、カメラ映像から十分な情報を得にくいという問題があった。従来は、情報が不足する場面ではリモコンユニットを持つ誘導員が手動で表示を切り替えて対応していたが、同モードの追加により、担当者が現場に張り付いて操作する必要がなくなった。
サテライトオフィスは長年、日本企業のニーズに沿ったサービスを提供してきた。時流に合わせたサービス開発に加え、ユーザーの要望を汲み取った機能追加や改善を迅速に行ってきた実績がある。その開発力と対応力は、グループ企業であるサテライトソリューションズにも受け継がれている。
実際に、「サテライトAI・交通誘導AIシステム ゆうどうくん」自体もわずか3カ月で開発されており、一定時間で表示を切り替えるモードも、現場からの要望を受けて数日で実装されたという。こうした開発スピードにより、現場ごとの要望に対応できるだけでなく、自転車を軽車両として自動車と同様に通行規制の対象にするなど、社会情勢の変化や法改正にも迅速に対応できる点は大きなメリットといえる。
機能とコストの両面から、交通誘導業務におけるAI活用を後押し
AIを活用した交通誘導ソリューションとしては、すでに警備会社が提供する先行製品が存在する。「サテライトAI・交通誘導AIシステム ゆうどうくん」は、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS登録番号:TH-260004-A)に登録され、公共事業での活用が推奨されるレベルに到達したサービスとして、業界で2例目の製品となる。
後発製品であるからこそ、現場で顕在化した課題や要望をより反映した製品に仕上がっている。また、業界として2製品目が登場したことの意義も大きい。これまでは、公共事業においてAIを活用した交通誘導を条件に盛り込もうとしても、実質的に1製品の利用を指定する形になってしまうため、採用しにくい面があった。しかし「サテライトAI・交通誘導AIシステム ゆうどうくん」の登場により、複数製品の選択肢が生まれ、公共事業におけるAI交通誘導の導入を後押ししやすい環境が整いつつある。交通誘導業務の効率化を進めるうえで、大きなきっかけとなるサービスといえるだろう。
コスト面でのメリットも大きい。ディスプレイユニット2台、リーダーユニット1台、リモコンユニット1台を組み合わせた1セットを購入する場合、価格は、キャンペーンで標準セット320万円(税別)。これは先行製品のおよそ3分の1にあたる。月々の保守費用は別途必要となるが、ソフトウェアアップデートは無償で提供されるため、トータルコストを抑えながら常に最新の状態で利用できる。用途や現場環境によっては、レンタルでの導入にも対応する。
さらに、目に見えにくい運用コストの低減にも配慮されている。利用にあたって独自の免許や資格は不要で、1日の研修を受ければ運用可能だ。マニュアルも整備されており、オペレーションセンターでは随時質問を受け付けている。実際に使い始めた現場でも、オペレーションセンターへの問い合わせは少ないという。直感的に扱いやすいシステムであることは、現場にとって大きな安心材料となる。
本体が軽量で、一般車両による運搬が可能な点も導入しやすさにつながっている。大型免許などを必要とせず、専用車両の手配も不要なため、車両調達や運搬にかかるコストも抑えられる。機能、価格、運用負荷のいずれの面から見ても、「サテライトAI・交通誘導AIシステム ゆうどうくん」は、交通誘導業務におけるAI活用を現実的に進めるための有力な選択肢となっている。
新しい交通誘導のかたちで、インフラ維持と現場の安全を支える
多くのメリットを備えた「サテライトAI・交通誘導AIシステム ゆうどうくん」は、すでに国内数カ所で先行導入が始まっている。石川県の災害復興現場をはじめ、愛媛県や長野県など全国の公道工事において、交通誘導を支援している。
こうした現場で寄せられた課題や要望を受け、現在も継続的な改善が進められている。将来的には、交通渋滞への対応を見据えたVICS対応や、自動運転時代を想定したITS連携なども構想に含まれているという。工事現場にとどまらず、イベント会場や大規模駐車場など、車両や人の誘導が求められるさまざまな場面での活用が期待される。
サテライトソリューションズは、「サテライトAI・交通誘導AIシステム ゆうどうくん」を通じて、交通誘導中の事故ゼロを目指すとともに、人手不足の解消にも貢献したい考えだ。さらに、道路工事や災害復旧などを支える仕組みとして、国土強靱化への寄与も見据えている。
建設・警備業界では、依然としてDXの余地が大きい。だからこそ、現場で扱いやすく、導入しやすいソリューションを提供することは、業界全体のDXを加速させ、安定した事業継続を支える力にもなる。車両や人の誘導を、少ない人員で、より安全かつ効率的に実現したい企業にとって、「サテライトAI・交通誘導AIシステム ゆうどうくん」は有力な選択肢となるだろう。
サテライトオフィス
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さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。業界トップクラスの導入実績を持つGoogle WorkspaceやMicrosoft 365、LINE WORKS、ChatGPT など、AI関連ならびにクラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しています。
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