今回のテーマは「クーラント液(冷却水)」と「車検」の関係についてです。
車検時に限らず、点検や整備の際にクーラントの交換や補充などを提案されることがあります。もしこれが劣化している状態、または足りていない状態だった場合、車検に影響はあるのでしょうか?
本記事では、「クーラント液の状態は車検に影響するの?」「交換や補充の方法は?」という疑問について徹底的に解説していきます!
また、実際に車検を受ける際、自分にあった業者を見つけたり、希望する条件の中で一番安く車検を行うために「楽天Car車検」や「EPARK車検」などを活用するのがオススメです!
クーラント液の状態は車検に影響するの?
クーラント液の減少や劣化が原因で車検に不合格になることはありません!
クーラントは基本的に自然蒸発し徐々に減っていきます。また、稀ではありますがホース類のヒビなどが原因で漏れてしまうことも考えられます。
さらに時間が経ち劣化してくると、通常ピンクやグリーン(メーカーによりけり)の液体が茶色く濁ってしまったりもします。
そのような状態では良好とは言えませんが、基本的には検査項目に含まれていないため車検には直接関係ありません。整備でボンネットを開けた際に量が減っていたり、茶色く濁っていたりすれば一目瞭然なので補充や交換を勧められます。
クーラント液がなくなるとどんなリスクがあるのか
では次にクーラント液がなくなってしまうとどんなリスクがあるのかを見ていきます。
そもそもクーラント液とは、運転時に800℃もの熱を持つと言われているエンジンがオーバーヒートしないために冷却する目的で備わっています。
つまりクーラント液がなくなってしまえばエンジンの温度を適正な状態に保てなくなるので、結果としてオーバーヒートを引き起こす原因となってしまいます。
オーバーヒートが起きてしまうとエンジン内部から異音が聞こえ、冷却水があふれて白煙が出ます。
次にエンジンが停止してしまい車が動かなくなります。
スピードが出ている時は徐々に失速しますが、走行中にエンジンが停止してしまうとブレーキの力が弱くなり危険な状況になってしまう可能性があり、大きな事故に繋がってしまう危険性があるので特に注意が必要というわけです。
クーラント液の交換時期・点検時期は?
クーラント液は、どれくらいのタイミングで交換したらいいのでしょうか。
先述したようにクーラント液は本来ピンクやグリーンなど明るい色をしていますが劣化してくると茶色く濁ってきます。ボンネットを開けてみた時に、そのように茶色く濁っているようであれば速やかに交換するべきです。
劣化したまま使い続けていると冷却回路が錆びて詰まってしまい、オーバーヒートを引き起こす可能性が高くなります。
交換するタイミングは、車検と同様の2年間が目安と言えます。
長期間使えるクーラント液もあるので、一概に2年で交換が推奨と断言できませんが、種類によって説明欄に交換するタイミングが記載されていると思いますので確認しましょう。
また、クーラント液の点検は運行前に量の確認をしておくことをお勧めします。残量があまりにも少ない場合は、エンジンルームの内で破損している部品があるかもしれませんので、走行しない方が良い場合もあります。
水温メーターを確認しよう!
クーラント液の状態を確認するためにはボンネット開けなければいけないため、こまめにチェックするのは少し面倒に感じると思います。
もちろん長期間放ったらかしではまずいですが、普段は水温メーターを確認しましょう!
水温メーターとはガソリンメーターやタコメーター、スピードメーターなど同じように運転席から確認できる場所に搭載されています。
メーターを見るとCとHの表記がありますが、Cは”COOL”、Hは”HOT”を表しています。
通常の状態ではCとHの中間に針が来ていますが、これがHに近くなっている場合はエンジンルームの温度が上がっていることを示しているので注意が必要です。
万が一、白い煙が上がっている場合は速やかに安全な場所に停車しJAFなどを呼無などして対処してください!
また、煙が上がっている場合は内部がかなり高温になっており、火傷する可能性があるので開いたりしないように気をつけましょう。
結論
クーラント液はエンジンを冷却するとても重要な役割を持ちます。
劣化したり減少している場合は速やかに補充や交換をする必要がありますが、車検の合否に関して言えば、クーラント液が原因で車検に通らないことはありません!
また、交換時期は2年に一度くらいでいいので、同じく2年に一度の車検のタイミングで交換するのもいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、「クーラント液の状態は車検に影響するの?」「交換や補充の方法は?」という疑問について解説させていただきました。
車検に向けての準備はもちろん、安全で快適なカーライフを送るために参考にして頂けたらと思います!
そして実際に車検を受ける際は自分にあった最適な業者選びが最も大切です!
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