今回のテーマは「交換部品」と「車検」の関係についてです。
車検実施時、業者に車を持ち込むと交換部品を勧められることがあると思います。業者によっては推奨交換部品の一覧を提示されることも。
果たしてそれは、車検に合格するために必ず必要なことなのでしょうか?
本記事では、「車検の合否に関わる交換部品は?」「その費用や交換の目安は?」という疑問について徹底的に解説していきます!
また、実際に車検を受ける際、自分にあった業者を見つけたり、希望する条件の中で一番安く車検を行うために「楽天Car車検」や「EPARK車検」などを活用するのがオススメです!
車検の合否に関わる交換部品とは
車検の際に交換を勧められる箇所はほとんどの場合が消耗品です。例えば以下のようなものが挙げられます。
- エンジン周り(オイル類、ベルト類)
- 足回り(タイヤ、ブレーキパッド、ブレーキキャリパー)
- 駆動系(ミッションオイルATフィールド、クラッチディスク)
- その他(ワイパーグレードゴム)
このような場面で勧められる交換部品は本当に交換した方がいいのか?答えは、必ずしも交換しなければ車検に通らないということではない!です。
私含め、周りのカーユーザーを見ていても普段から、何か不具合が出ているわけでも無いのに消耗品の消費具合を細くチェックし、小まめに交換や補充を行っているという方は多く無いと思います。
車検は2年に一度必ず行われる為、そのタイミングで普段なかなかチェック出来ない部分まで見直すことが出来るので、その場で交換や補充を行うのも一つの方法だと思います。
しかしながら当然車検にかかる費用も上がってしまいますし、中には「営業で勧めてるだけでしょ?」「それって本当に必要なの?」と疑問を抱く方もいると思います。
では、どういった場合に必要で、どういった場合は不要なのでしょうか?
交換部品の必要性
そもそも車検というのは何故行われるのでしょうか?
国に定められた義務だから!というのも間違いではありませんが、大前提として公道を走行する際に安全であるかを確かめるために行われています。
つまり、どの部品も車を安全に走らせるためには必要なものですが、中でも重大な事故に直結する部分に関してはしっかりと点検し、必要であれば速やかに交換する必要があります。
例えばエンジンオイル一つとっても、「少なくなってきているので補充しますか?」というのと、「空っぽになっているので補充が必要ですよ?」というのはかなりニュアンスが違ってきます。
実際に車検を行う中で、整備士としっかりコミュニケーションを取り、「中長期的に見て必要なものなのか?」「今すぐ必要なものなのか?」「保安基準をクリアするために必要不可欠なのか?」というのを確認することで必要なのか不必要なのかを判断するのがいいでしょう。
主な部品の交換目安と費用
次に問題なのは、ただでさえ大きな出費になる車検のタイミングで行うべきなのか?という点だと思います。
確かに一度で全てが解決すれば楽ですが、当然その分費用は高くなってしまいます。
また、毎度毎度車検のタイミングで、と考えてしまうと本来交換・補充すべきタイミングを逃してしまい、別の箇所に影響を及ぼし、結果的に大きなトラブル、または大きな出費に繋がってしまう可能性もあります。
そうしたことを防ぐため、知識として交換の目安や費用を覚えておくことも大切です!
主な交換部品 | 交換時期の目安 | 交換費用の目安 |
ラジエーター液 | 2年ごと
(新車時は3年) |
5,000円~
(全量交換した場合) |
エンジンオイル | 5000km走行もしくは半年 | 4,000円~ |
デフオイル | 3万~4万km走行または3~4年ごと | 4,000円~ |
ブレーキオイル | 2年ごと | 5,000円~ |
エレメント(フィルター) | 2万kmに1回程度 | 7,000円~
(オイル交換込み) |
バッテリー | 2~3年に一度 | 10,000円~ |
点火プラグ | 1〜2万kmごと | 8,000円程度
(4気筒の車の場合) |
ブレーキパッド | 厚さが10mmで1mmが使用限界
(時期での判断は困難) |
15,000円~
(4輪交換した場合) |
ワイパグレードゴム | 2年程度 | 2,000円~ |
タイヤ | 溝の深さ1.6mmが使用限界 | 40,000円~
(4輪交換した場合) |
クラッチディスク | 走行距離10万kmまたは7~8年ごと | 50,000円〜 |
ATフィールド | 5万km走行程度推奨 | 6,000円~ |
スパークプラグ | 2万~4万kmごと
プラチナプラグやイリジウムプラグであれば、寿命は10万km |
5,000円~ |
交換時期・費用に関する補足
ここで紹介した交換時期・費用の相場に関してはあくまで一般的な目安になります。
当然、車種や使用頻度によって消耗具合は異なりますし、業者や選択する商品によって価格も変わってきます。
おおよそこれくらいの費用がかかると仮定して、車検時に合わせて交換になっても費用面で大丈夫かを確認し、また車検前には必ず業者で見積もりを出してもらうようにしましょう。
交換しないとどうなるの?
チェックすべき箇所も多く、また場所によっては費用面で決して安いとは言えないので、面倒に感じたり、交換しなくても大丈夫なのでは?と考える人もいるかと思います。
では消耗品が消費している状態で使用をしているとどうなるのか?
車検に通らない
記事のはじめに、交換しなくても必ずしも車検に通らないというわけではないと書きましたが、当然法で定められた保安基準を下回る場合は車検に合格することは出来ません。
消耗具合と基準をしっかりと確認し、下回っているようであれば速やかに交換・補充の必要があります。
大事故の危険性
どの箇所も車が安全に走行し続けるために不要であれば、そもそも備わっておりません。
裏を返せば消耗している、つまり何かが欠けている場合は安全を脅かす危険性があるということです。
部品ごとにその重大性は異なりますが、必要な理由やその部品の役割をしっかりと理解した上で判断することが必要と言えます。
大きな出費に繋がるリスク、廃車の可能性も
消耗品の多くは何かを保護する目的であったり、別の大きなパーツが円滑に作動するための目的で備わっています。
つまりそれが機能を果たせなくなった場合、保護されていた箇所や大きなパーツに大きなダメージを与える可能性が高いです。
そうなると重要な部分の故障に繋がってしまい、そういった箇所を修理・交換するのに莫大な費用がかかる場合があります。
修理費と照らし合わせて買い替えを考えることになれば、最悪の場合は廃車ということにもなります。
結論
車検を行う際に勧められる交換部品については、その場で交換しないからと言って必ずしも車検に通らないということではない!です。
しかしながら、保安基準を下回っている状態では当然車検に合格出来ないので場合によっては交換する必要があります。
また、安全面において重要な役割を持つものでもあるので、交換時期や費用を把握し、定期的に点検を行い、必要であればその都度交換・補充などをすることをお勧めします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、「車検の合否に関わる交換部品は?」「その費用や交換の目安は?」という疑問について解説させていただきました。
車検に向けての準備はもちろん、安全で快適なカーライフを送るために参考にして頂けたらと思います!
そして実際に車検を受ける際は自分にあった最適な業者選びが最も大切です!
「楽天Car車検」や「EPARK車検」等を活用し、予算、希望にあったピッタリの車検業者を見つけることをお勧めします!
本当に!?車検をやめて「車を高く売る」ほうが得なの?
はい、正解のこともあります!車検前は、車を高く売る最後のチャンスです。車検費用が高額なら、この機会に車を高く売ることを検討してはどうでしょうか?車検が近い時期は、車を高く売って新車買い替えの軍資金を手にするチャンスです!当然ながら、【車検が切れる前の時期が買取価格は最大になります!】
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