車検は法律で定められた法令点検となり、新車の場合は購入から3年目、中古車購入の場合は2年目に初回車検を受ける必要があります。また、新車・中古車ともに初回車検以降は2年毎のサイクルで車検を受ける時期がやってきます。

車検を業者に出すにあたって、どうしても気になるのが時間がかかってしまうことです！
通勤や仕事で普段乗っている車が使えなくなってしまうストレスを考えると、なるべく時間を掛けずにサクッと車検を終わらせたいですよね！
そこで、一般的な車検の所要時間や車検の流れはもちろん車検にかかる時間を短縮する5つの方法をご紹介します！ぜひ最後まで読んでください！

車検にかかる時間はどれくらい？業者別の違いを解説

車検を受ける方法は以下の6つになります。

車検にかかる時間は受ける場所や方法によって大きく変わりますが、平均的には2〜3日間かかり、早いケースでは1時間以内に終わってしまいます。

それぞれの車検にかかる時間ついて詳しく解説していきます！

カーディーラーの車検でかかる所要時間

目安：数時間から2〜3日

カーディーラーの場合、ほとんどの店舗が整備工場と隣接しており検定に合格した専門整備士による丁寧な点検、純正部品を使用したパーツ交換など高品質な車検を行うケースが多いです。一般的に2〜3日の車検時間が発生します。
ただし、数時間で車検が済ませられる車検メニューを用意しているディーラーもあるため、事前見積もりの際に自分の要望を担当者に伝えるようにしましょう！

車検専門店の車検でかかる所要時間

目安：数時間

車検専門店はほとんどの場合で1〜2時間で車検が済ませられるケースが多いと言えます！
理由として車検を通すための必要最低限の点検のみということから短時間で車検を終えることが可能になっています。
ただし、車の不具合やパーツ劣化が見つかってしまった場合は修理や部品交換で時間がかかってしまうケースもあるので、事前見積もりの際に車の状態をきちんと確認してもらう必要があります！

ガソリンスタンドの車検でかかる所要時間

目安：数時間から2〜3日

ガソリンスタンドでも車検を受け付けている店舗は多数あります。
ただし、店舗によって整備工場と隣接しているかという条件が異なるため車検にかかる時間が大きく異なります。
整備工場に隣接している店舗は数時間で終わるケースが多いですが、隣接していない場合は車を移動させる必要があるため2、3日かかってしまうと考えてください！

カー用品店の車検でかかる所要時間

目安：数時間

カー用品店の場合、店舗とカーピットが隣接しているため数時間で車検を済ませられるケースが多いです！
また、カー用品店の車検は、部品交換の際に店舗で取り扱っているパーツを使用できるという特徴もあります。
ただし、タイヤ交換の時期等は混雑が予想されますので早めの事前予約をするよう心がけましょう！

中古車販売店の車検でかかる所要時間

目安：数時間〜2、3日

中古車販売店もガソリンスタンドと同様に、整備工場に隣接しているかどうかで車検にかかる時間が異なります！
中古車を購入した店舗で車検を受ける際には事前見積もりと共に所要時間の確認をすることをおすすめします！

ユーザー車検でかかる所要時間

目安：数時間

自分で陸運局に車を移動させ、直接車検を受ける方法です。
自分で車検を行うユーザー車検は、車に特に不具合がなければ2～3時間で終了しますが、
手続きから整備・点検までを全て自分で行うので大きな労力とトータル時間がかかってしまうと考えてください！

ここまで各業者の推定所要時間を紹介してきましたが、エンジンや下廻りの交換、海外からのパーツ取り寄せというケースが発生した場合は1週間以上かかってしまう恐れがあります！事前見積もりの際に、これらのトラブルが起きる可能性があるかどうかの確認も重要になります！

車検を受けるまでの流れと車検日当日の流れ

ここからは実際に車検を受ける際の流れを解説していきます！実際に車検を受ける際は、

1. 車検の見積もり・車検の予約
2. 24ヶ月法定点検
3. 整備作業（パーツの状態確認）
4. 車検検査（車の安全性の確認）
5. 追加検査、整備（不備がある場合の追加作業）
6. 書類手続き、精算

という一連の流れが発生します。
車検を受けるまでと車検日当日の流れや手順、必要なものそれぞれを詳しくご紹介していきます！

1.　車検の見積もり・車検の予約

車検業者へ見積もり予約をし、来店日の予定を決めます。電話はもちろんインターネット予約も可能です。予定が決まったら車検予定の車を持ち込み、車検費用の見積もりを依頼します。見積もり金額に予算オーバー等の問題が無かったら、車検の予約に進みます。

また、見積もりの際には車検にかかるおおよその時間を確認することをおすすめします！
点検内容によっては数日かかるケースもあるので、代車の有無も確認しましょう。

2.　24ヶ月法定点検

車検予約日を迎えたら店舗に車を持ち込み、まず行われるのが24か月法定点検です。この24ヶ月法定点検をする事で、この車が法律で定められた保安基準に適合しているか、安心安全に走行できる車なのかをチェック、整備します。この点検は、業者により異なりますが早くて15分程度で終わります！

3.　整備作業（パーツの状態確認）

24ヶ月法定点検に伴って、劣化した部品や消耗品を交換します。ワイパーゴムやブレーキパッドといった一般的なパーツであれば整備工場に在庫があるケースがほとんどですが、海外からのパーツの取り寄せ、古い車種のパーツ探しというケースになってしまうと数日かかってしまう場合があります。

また、エンジン交換等の大掛かりな整備の場合もどうしても時間がかかってしまいます。このように、パーツの取り寄せや特殊な作業で時間がかかった場合は、最低でも2～3日は必要になると考えてください！

4.　車検整備（車の安全性の確認）

整備作業終了後、最終チェックを行いその車が法律で定められた保安基準に適合するかどうかを検査します。​​所要時間は10〜20分程度です。

この工程で不備が発見されてしまうと車検が通りませんので、車検で最も重要な作業と言えます！

5.　追加検査、追加整備（不備がある場合の追加作業）

車検整備で不備が発見された場合は、保安基準をクリアできるよう改めて追加整備を行います。

不備がなければこの工程は発生しませんので車検時間が短く済みますが、車の状態が悪いと追加整備が発生しやすくなるのでどうしても車検時間がトータルで長くなる傾向があります！

6.　書類手続き、精算

車検検査が無事に通ったあとは、書類の発行手続きに移ります。陸運局では税金や自賠責保険を確認の上、車検証を即時発行してくれますが、車検業者に整備を依頼した場合は車検証の代わりとなる「保安基準適合標章」を発行します。
車検証と車検ステッカーは後日郵送されるケースが多いため、これらが手元に届くまでは、この「保安基準適合標章」を車外から見えるフロントガラス等に掲示します。

書類手続きが完了したら合計金額を計算してもらい、料金を支払って車を引き取ります。車検は短時間で終わるケースがほとんどですが、車の状態によって追加整備が発生したり、パーツの取り寄せなどで時間が長引くこともあります。走行距離にもよりますが、購入してから5年目以降の場合は、部品交換が必要になるケースが多いです。

車検満了日ギリギリに点検をし、大きな問題が見つかってしまうとバタバタすることが予想されますので、時間に余裕を持って車検の予定を決めるようにしましょう！

車検を受けるために準備する5つのもの（必要なもの）

車検を受ける際には、

• 車検証（自動車検査証）
• 自動車税納税証明書
• 自賠責保険証明書（自動車損害賠償責任保険証明書）
• 印鑑
• 車検費用

の5点を事前に準備しましょう！
これら必要なものは早め早めに準備することをおすすめします！万が一車検証等を紛失してしまった場合は再発行に数週間かかってしまうケースもありますので注意が必要です！

【車検に必要な書類とそれ以外に必要なものを徹底解説！車検前にしっかり確認！】
こちらのページで車検に必要なものや紛失時の対応方法を詳しく解説しています！ぜひ参考にしてみてください！

車検にかかる時間が長くなってしまう5つの理由

車検にかかる時間は数時間〜3日と条件により大きく異なるのが特徴ですが、

• 整備項目の違い
• 車検業者の混雑具合
• パーツ交換による部品取り寄せ
• 整備士の人数が限られている
• 整備工場が隣接していない

このような5つ理由から車検時間が長引いてしまうケースがあります！
それぞれを詳しくみていきましょう！

整備項目の違い

整備項目は業者によって異なり、一般車検業者の場合は車検を通すための最低限の整備・点検のみというケースが多いです。
一方、ディーラー車検の場合は、車の安全性をより詳しく検査するため点検項目は多いと言えます！
当然点検項目が多くなればそれだけ車検の時間がかかってしまいますが、より高品質な車検を受けたい方はディーラー車検をおすすめします！

車検業者の混雑具合

ディーラーやガソリンスタンド、カー用品店は特に混雑が予想されます。洗車や給油を本業としているガソリンスタンドやパーツ販売・交換やタイヤ交換をメインとしているカー用品店では車検の優先度はやや低くなり、混雑しやすい傾向があります！

パーツ交換による部品取り寄せ

取寄せが必要なパーツが発生した場合、車検にかかる時間が数日間に及ぶ可能性があります！人気車種であれば、比較的部品を手に入れやすいですが、海外メーカーの場合は最悪1週間以上取り寄せに時間がかかってしまうケースも。
事前見積もりで交換パーツが把握できていれば、用意されたパーツで交換作業は30分ほどで済みます。見積もりなしの場合は車検当日に部品の点検をするため、部品取り寄せという形になってしまいますので当然車検にかかる時間が伸びてしまいます！

整備士の人数が限られている

車検を依頼する際は、業者や店舗の規模のチェックも重要になります。小規模の整備工場では整備士の人手不足により、予想以上に時間がかかってしまうケースもあります。

整備工場が隣接していない

先述した通り、車検業者の店舗に整備工場が隣接していない場合は車の移動が必要になります！
特にガソリンスタンドや中古車販売店で整備工場が隣接していないケースが多いですので、こちらもやはり事前確認が重要になります！

車検にかかる時間を短縮する5つの方法

車検の時間を短縮させるためには

• 車検専門店に依頼する
• 複数社から見積もりを受け、車検の予約をする
• 日頃のメンテナンスを怠らない
• 混雑を避けて平日に車検を受ける
• 車検日のおおよそ1ヶ月前から準備を始める

この5つの方法が重要です！内容を詳しくみていきましょう！

車検専門店に依頼する

車検専門店はディーラーや他の一般車検業者と比較して、スピーディーな車検に特化しています！
必要最低限の車検に加え、各点検工程に分けて整備士を配置していることから効率的な車検が実現しています。
車検に時間をかけたくない方は一度お近くの車検専門店に相談してみることをおすすめします！

複数社から見積もりを受け、車検の予約をする

車検を受けたい！と思い、いきなり業者へ車を持っていっても混雑具合などにより車検を受け付けてケースが多いです！
車検を受ける際には事前に見積もり予約をし、車のチェックを行ってから車検の予約を行うことが効率的と言えます！
見積もりの際に、車検にかかる時間や部品交換の有無を確認することでスケジュールが組みやすくなるので必ず担当者へ確認を行いましょう！

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日頃のメンテナンスを怠らない

車検に時間がかかってしまう原因の一つが、パーツ劣化による『部品交換・パーツ取り寄せ』です！
パーツの劣化を防止するためには、オイル交換、まめな洗車といった日々のメンテナンスが重要になります！
日々のメンテナンスは車検にかかる時間を短縮できる他に車検費用を抑えられる・愛車を長持ちさせるというメリットにつながりますので怠らないようにしましょう！

混雑を避けて平日に車検を受ける

通勤や仕事で車を使用していたり、会社が休みの日でないと車を車検に持っていけないという人がどうしても多いですよね。つまり、車検は土日が混雑するということになります！
場合によっては代車が用意できないというケースも発生します。
その反面、平日は混雑が少ないのでスムーズに車検〜引き取りまでを済ませられるケースが多いようです。

車検日のおおよそ1ヶ月前から準備を始める

車検日ギリギリで行動を起こし始めると、準備もままならないのでどうしてもバタバタしてしまい効率良く車検を受けられないです！
特に2月、3月はディーラーや中古車販売店の決算月ということもあり、車の販売台数が増える時期です。車を購入した時期から3年または2年で車検満了日を迎えるため、車の販売台数が多い2月、3月は必然的に車検を行う人が多い時期と言えます！

前述した通り、車検業車が混雑している場合はどうしても車検にかかる時間がかかってしまうため予約も取りにくい状況になりやすいと言えますので、2月、3月に車検を受けたい方はできるだけ早く車検の予約を取ることをおすすめします！

注意点として、予約を優先しすぎて見積もり内容の確認をきちんとせず、不要なパーツ交換を見落としてしまったり、複数の車検業者との見積もり比較ができずにお得に車検が受けられないというケースがあります！費用をできるだけ安く抑えて車検を受けることも大切です。焦らずにきちんと見積もりの精査をしましょう！

車検に関するよくある質問

車検に関するよくある質問をまとめてみました！

車検はどのくらいの時間がかかるの？

A：車検にかかる時間は受ける場所や方法によって大きく変わりますが、平均的には2〜3日間かかり、早いケースでは1時間以内に終わってしまいます。
当然、車の状態によっても時間は変わりますが、異常が少ない場合は数時間で終わるケースがほとんどです！

車検に時間がかかってしまう原因は？

A：整備項目が多い、混雑している、部品の取り寄せ、整備士の人手不足、整備工場が隣接していないなどの理由が考えられます！
整備項目に関しては、当然項目が多い方が車の安全性や品質が高いと言えますので、あなたのニーズに合わせて車検業者を選択してください！

車検にかかる時間を短縮させる方法は？

車検の時間を短縮させるためには、車検専門店に依頼する、複数社から見積もりを受ける、車検の事前予約をする、日頃のメンテナンスを怠らない、混雑を避けて平日に車検を受ける
ということが重要です！
特に車検専門店はディーラーや他の一般車検業者と比較して、スピーディーな車検に特化していますので、素早く車検を終わらせたい方におすすめします！

車検の費用はどれくらいかかる？

Ａ．車検費用は自動車重量税、自賠責保険料といったどの業者でも一律に発生する『法定費用』と、業者や車の状態によって変動する車検基本費用の大きく2つに分かれ、おおよそ4万円~8万円と相場に幅があるのが特徴です。

車検に必要なものは？

A：車検を受ける際は、

• 車検証
• 自動車納税証明書
• 自賠責保険
• 車検費用
• 印鑑

を準備しましょう！万が一車検証を紛失してしまった場合は、運輸支局に連絡し手続きをすることによって再発行することが可能です。発覚次第早急に再発行をするようにしましょう。
もちろん、車検に関わる諸費用も必要になるので、あらかじめ用意しておきましょう！

車検をスピーディーに受けたい方におすすめの車検業者は？

最後にここまで解説してきたポイントをおさらいして、最もおすすめの車検業者をご紹介します！
車検にかかる時間が長くなってしまう理由として、

• 整備項目の違い
• 車検業者の混雑具合
• パーツ交換による部品取り寄せ
• 整備士の人数が限られている
• 整備工場が隣接していない

といったことが挙げられます！特に、ディーラーに車検を依頼した場合は混雑が予想される上に整備項目の多さから車検にかかる時間が長くなってしまう傾向があります。

これらの対策として、

• 車検専門店に依頼する
• 事前の見積もり予約、車検予約
• 日頃のメンテナンスを怠らない
• 混雑を避けて平日に車検を受ける
• 車検日のおおよそ1ヶ月前から準備を始める

などが重要になりますが、特に押さえておきたい項目は「車検専門店に依頼する」ことです！

車検専門店はスピーディーかつ低価格での車検を売りにしており、できるだけ車検に時間をかけたく無い方には最適と言えます。「楽天Car車検」なら自宅付近の車検専門店の検索はもちろん、予約も簡単に行えるのでおすすめです！

そして、複数の車検業者から見積もりを取り比較検討し、車検にかかる時間ができるだけ短い車検業者を選ぶことがスムーズに済ませるポイントになります。
「楽天Car車検」であれば複数業者の比較が簡単に行えるのでそうした意味でもおすすめしています！
これらを参考に今回こそは「早く、満足に済んだ！！」と思える車検を行なっていただけることを願います！

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